かつて、「凡人、軍人、変人」というフレーズが流行ったことがありました。言葉選びやリズムの良さもその理由だったと思いますが、何より、当時の文脈では「変人」という言葉は褒め言葉として多くの人から好意的に受け止められていた気がします。
好奇心は人を強く突き動かし、成長させ、前向きな冒険に駆り立てる時もあれば時にはリスクにさらすこともあるものです。今月の巻頭言を書いていただいた奥山輝大さんは気鋭の研究者であり、古い知己でもあります。そして、私が知る限り間違いなく好奇心旺盛な変人(天才?)ですが、常識人のような振舞いもできる尊敬すべき変人です。
霞が関や財務省は浮世離れしていると言われるし、実際そうだと思います。少なくとも私自身は、財務省で働く道を選んで20年近く経ち、だいぶ世間ズレしていることは否めず非常識人の部類に属するのだろうと思います。そして、好奇心は旺盛な方ですが、全然天才ではない。ならばせめて変人になれないかと思っても、意識して頑張らないとなれない時点でそれは変人ではありません。
では私は何者なのか?答えが分かる日まで、好奇心の赴くままに旅路を続けていきます。
(財務省広報室長 西畠 万季人)

