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財政投融資とは

 「財政投融資」とは、税財源によらず、国債の一種である財投債の発行によって調達した資金などを財源とする、国による投融資活動です。リスクが高く、民間では十分に対応できないものの、政策的必要性から資金供給を行うべき分野に対して、資金を後に回収することを前提に、長期・固定・低利の融資やリスクマネーの供給を行っています。具体的には、融資(財政融資)・投資(産業投資)・保証(政府保証)の3つの手法を用いて、政策金融機関などを通じて、中小企業・小規模事業者の資金繰り支援や奨学金の貸与、インフラの海外展開支援といった分野に資金供給を行っています。
 現下の厳しい財政状況を踏まえると、税財源によらない財政対応として財政投融資の重要性が一層高まっていると考えられます。

財政投融資の仕組み
財政投融資の仕組み

本編

Ⅰ部 財政投融資の概要

1.財政投融資の仕組み

(1)財政投融資の3類型
(2)一般会計との違い
(3)財政投融資の機能・特徴

2.産業投資の活用

(1)産業投資の活用
(2)官民ファンドを通じたリスクマネー供給
(3)昨今の経済・金融情勢を踏まえた今後の産業投資について

3.これまでの財政投融資

(1)財政投融資制度の沿革
(2)財政投融資対象分野の変遷
(3)財政投融資改革
(4)「財政投融資を巡る課題と今後の在り方について」
(5)新型コロナウイルス感染症対策としての財政投融資の活用

4.財政投融資計画の編成と国会への提出

(参考)財政制度等審議会財政投融資分科会

5.財政投融資特別会計

Ⅱ部 財政投融資に関する取組

1.財投特会の財務の健全性確保

(1)資産負債管理(ALM)
(2)積立金(金利変動準備金)
(参考)ALMの高度化
(参考)繰上償還に補償金が必要な理由
(参考)財政投融資特別会計から一般会計及び国債整理基金特別会計への繰入れ

2.財投機関に対するチェック機能の充実

(1)実地監査
(2)地方公共団体の財務状況把握

3.ディスクロージャーの充実

(1)政策コスト分析
(2)政策コスト分析の活用
(3)財投機関におけるディスクロージャーの取組
(4)財政投融資の透明性確保への取組

用語集


資料編