配当性向
キーワードの説明
配当性向とは、当期純利益に対する配当金の割合を言い、企業の株主に対する利益還元の度合いを示す尺度です。また、当期純利益から配当金を除いたものが内部留保ですから、企業の内部留保の度合いを示す尺度でもあります。
配当性向(%) | = | 配当金(中間配当額を含む) | × | 100 |
当期純利益 |
トピックス
2000年代前半以降配当金と当期純利益の連動性が高まっています。
下図は配当金と当期純利益の推移を示しています。
2001年度までは、配当金額に大きな増減はみられませんでした。配当金額は2002年度から大きく増加し、2006年度をピークに減少に転じましたが、2011年度以降は、再び増加傾向にあります。
また、2001年度までは当期純利益が増加しても配当金額は増加しない傾向にありました。2002年度以降には当期純利益の増減に伴い配当金額が増減する傾向がみられることから、両者の連動性が高まっていると言えます。

(注) | 全産業は金融業、保険業を除く。 |