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財務総合政策研究所

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「世界経済の新たな動きに関する研究会」(2010年11月〜2011年5月)

 1.研究内容

  

   米国のサブプライム問題が世界金融危機に発展した例は記憶に新しく、本年においてもギリシアの財政問題がEU経済だけでなく世界経済に様々な問題を投げかけている。こうした状況は、グローバリゼーションの進展により世界経済の一体化が強まったことから、経済に関する種々の問題が世界的に拡大し大きな影響を及ぼす可能性が益々高まってきていることを意味している。このため、我が国の財政・経済運営にあたっては、世界経済の変調をもたらす惧れのある動きや問題には十分な注意を払う必要がある。
   本研究会では、世界経済が現在抱えている問題を俯瞰するとともに、いくつかの国・地域を取り上げそれぞれの現状を把握した上で、新たな動きや潜在的なリスクなどを点検し、それらの今後の展開が世界経済及び我が国経済・財政にどのような影響を及ぼす可能性があるのかなどについて議論を行うこととする。


 2.メンバー(敬称略, 50音順)

・座長

  貝塚 啓明 財務総合政策研究所顧問

・メンバー

  小川 英治 一橋大学商学部・大学院商学研究科教授
    加藤 隆俊 国際金融情報センター理事長
    河合 正弘 アジア開発銀行研究所(ADBI)所長
    杉本 和行 みずほ総合研究所理事長
    竹森 俊平 慶應義塾大学経済学部教授
  土居 丈朗 慶應義塾大学経済学部教授
  中島 厚志 経済産業研究所理事長
    吉野 直行 慶應義塾大学経済学部教授
     
 3.研究会の進め方

 

   2010年11月から2011年4月までに6回の会合を開催する。各会合では、発表を基に自由討論を行う。最終回(第6回)終了後、議事内容を取りまとめた冊子を作成し、ホームページに掲載することを予定している。

 4.議事要旨・発表資料 (肩書きは発表時のものによる) 
第1回:2010年11月5日(金)

   テーマ:米国金融危機と世界経済

   発表者:中島 厚志        みずほ総合研究所専務執行役員チーフエコノミスト
 
第2回:2010年12月24日(金)

   テーマ:金融危機〜国際的連動

   発表者:白井さゆり      慶應義塾大学教授
   発表者:竹森俊平        慶應義塾大学教授
 
   (発表) 中尾武彦        財務省国際局長
 
第3回:2011年1月25日(火)

   テーマ:中国・インド経済における新たな動きと諸問題

   発表者:関志雄         野村資本市場研究所シニアフェロー
   発表者:近藤正規      国際基督教大学上級准教授
 
   (発表) 田中修        財務省財務総合政策研究所次長
 
第4回:2011年2月17日(木)

   テーマ:ブラジル(ラ米)経済における新たな動きと諸問題

   発表者:桑原小百合      国際金融情報センター中南米部長
 
   (発表) 寺澤辰麿        前コロンビア大使
 
特別会合:2011年2月25日(金)

   テーマ:MACROECONOMIC INDICATORS OF RUSSIA 2007-2011

   発表者:M.アファナシエフ      ロシア財務省財政アカデミー所長
 
 
第5回:2011年4月27日(水)

   テーマ:中東・アフリカ、中央アジア・コーカサス、中・東欧諸国経済における新たな動きと諸問題

   発表者:山本正彦      三菱商事欧阿中東CIS室長
   発表者:大門毅         早稲田大学教授
 
 
第6回:2011年5月23日(月)

   テーマ:東アジア(除く中国)・オセアニア経済における新たな動きと諸問題

   発表者:平塚 宏和      みずほ総合研究所アジア調査部長兼中国室長
 
   (現地調査報告)
   発表者:(韓国)竹森俊平      慶應義塾大学教授
               (オーストラリア)杉本和行       みずほ総合研究所理事長
                                     吉川  聡       財務総合政策研究所総括主任研究官