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輸入差止件数は、31,760件(前年比3.8%減)でした。
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輸入差止点数は、763,504点(前年比41.1%減)でした。
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1日平均で、87件、2,091点の知的財産侵害物品の輸入を差し止めていることになります。
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輸入差止価額は、推計で約180億円でした。
「輸入差止件数」は、税関が差し止めた知的財産侵害物品が含まれていた輸入申告又は郵便物の数です。
「輸入差止点数」は、税関が差し止めた知的財産侵害物品の数です。
例えば、1件の輸入申告又は郵便物に、20点の知的財産侵害物品が含まれていた場合は、「1件20点」として計上しています。
「輸入差止価額」は、正規品であった場合の推計価額です。
知的財産侵害物品の輸入差止実績の推移

仕出国(地域)別輸入差止実績
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輸入差止件数は、中国を仕出しとするものが26,292件(構成比82.8%、前年比1.2%減)、次いでベトナムが2,785件(同8.8%、同13.4%減)、韓国が597件(同1.9%、同23.9%減)、台湾が451件(同1.4%、同948.8%増)でした。
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輸入差止点数は、中国を仕出しとするものが509,793点(構成比66.8%、前年比45.2%減)、次いでベトナムが127,258点(同16.7%、同180.3%増)、香港が64,112点(同8.4%、同34.7%増)、バングラデシュが32,668点(同4.3%、同3707.5%増)でした。
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件数・点数ともに中国の構成比が大半を占め、ベトナムの構成比が中国に次いで高くなっており、点数ではバングラデシュの構成比が増加しました。
仕出国(地域)別 輸入差止件数構成比の推移

(注1)構成比の合計は、四捨五入の関係で100%にならない場合があります。
(注2)ベトナム、台湾を仕出しとするものについて、0.5%未満の年は「その他」に含めます。
知的財産別輸入差止実績
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輸入差止件数は、偽ブランド品などの商標権侵害物品が29,685件(構成比92.1%、前年比4.9%減)で、引き続き全体の大半を占め、次いで偽キャラクターグッズなどの著作権侵害物品が1,746件(同5.4%、同26.5%増)でした。
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輸入差止点数は、商標権侵害物品が469,878点(構成比61.5%、前年比5.9%増)、次いで著作権侵害物品が213,569点(同28.0%、同32.7%減)、意匠権侵害物品が46,112点(同6.0%、同84.5%減)でした。
知的財産別輸入差止実績構成比の推移(件数ベース)

知的財産別輸入差止実績構成比の推移(点数ベース)

(注1)構成比の合計は、四捨五入の関係で100%にならない場合があります。
(注2)各権利で保護されているものは、例えば以下のものです。
- 商標権:商標法に基づき商標登録された文字、図形等の「ロゴマークやブランド名」
- 著作権:創作されたキャラクターや音楽CD等の「著作物」
- 意匠権:意匠法に基づき意匠登録された物品の形状、模様等の「デザイン」
不正競争防止法で輸入が規制されているものは、例えば以下のものです。
・広く認識されている他人の「商品等表示」との混同を生じさせるもの
・著名な他人の「商品等表示」を使用するもの
・他人の商品の形態を模倣するもの
・「営業秘密」として管理されている秘密情報の不正使用により生じたもの
・技術的に制限されているプログラムの実行を可能とする装置
(例:ゲーム機器において本来は使用することができない海賊版ソフトを使用できるようにする装置)
税関では、各権利を侵害するもの及び不正競争防止法で規制されているものを輸入してはならない貨物として、取締りを行っています。
品目別輸入差止実績
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輸入差止件数は、衣類が10,660件(構成比30.0%、前年比9.5%減)で最多、次いで財布やハンドバッグなどのバッグ類が7,560件(同21.3%、同3.7%増)、靴類が3,597件(同10.1%、同14.9%減)、携帯電話及び付属品が2,413件(同6.8%、同46.5%増)でした。
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輸入差止点数は、家庭用雑貨が113,453点(構成比14.9%、前年比325.6%増)で最多、次いで衣類が49,947点(同6.5%、同32.6%減)、イヤホンなどの電気製品が38,341点(同5.0%、同33.3%減)、バッグ類が31,878点(同4.2%、同7.6%減)でした。また、その他(同53.9%)にはシール、煙草及び喫煙用具や化粧品などが含まれます。
品目別輸入差止実績構成比の推移(件数ベース)

品目別輸入差止実績構成比の推移(点数ベース)

(注)構成比の合計は、四捨五入の関係で100%にならない場合があります。
輸送形態別輸入差止実績
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輸入差止件数は、郵便物が大半を占めており、郵便物が27,459件(構成比86.5%、前年比5.1%減)、一般貨物が4,301件(同13.5%、同5.6%増)でした。
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輸入差止点数は、郵便物が238,442点(構成比31.2%、前年比33.7%減)、一般貨物が525,062点(同68.8%、同44.0%減)でした。
輸送形態別輸入差止実績構成比の推移(件数ベース)

輸送形態別輸入差止実績構成比の推移(点数ベース)

税関で輸入を差し止めた侵害物品の例
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|---|---|
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ダウンジャケット(商標権)
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バッグ(商標権)
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スカーフ(商標権)
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ブーツ(商標権)
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スマートフォンケース(商標権)
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腕時計(商標権)
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ステッカー(商標権)
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スマートフォン等のグリップ・スタンド(特許権)
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税関で輸入を差し止めた侵害物品の例(つづき)
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|---|---|---|---|
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Tシャツ(商標権)
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ぬいぐるみ(著作権)
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イヤホン(意匠権) ![]() |
ファスナー(商標権)
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折り畳み椅子(特許権) ![]() |
バッテリー(特許権)
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携帯用魔法瓶(意匠権)
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椅子(商標権)
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シール(商標権)
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税関で輸入を差し止めた侵害物品の例(つづき)
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|---|---|---|
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自動車用ペダルカバー(商標権)
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エンジン(商標権)
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医薬品(商標権)
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しわ伸ばしテープ(商標権)
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電気毛布(意匠権)
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低周波治療器用交換パッド(商標権)
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浄水器用カートリッジ(商標権)
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充電器(意匠権)
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告発事例
事例1商標権を侵害するバッグの密輸入事犯を告発。
東京税関は、群馬県警察と共同調査を実施し、商標権を侵害するバッグ35点を中国から密輸入しようとした日本人2名を関税法違反で告発しました。(令和7年1月)

事例2商標権を侵害する人形の密輸入事犯を告発。
横浜税関は、宮城県警察と共同調査を実施し、商標権を侵害する人形10点を中国から密輸入しようとした日本人1名を関税法違反で告発しました。(令和7年4月)

事例3商標権を侵害するゴルフクラブカバーの密輸入事犯を告発。
横浜税関は、神奈川県警察と共同調査を実施し、商標権を侵害するゴルフクラブカバー235点を中国から密輸入しようとした日本人1名を関税法違反で告発しました。(令和7年5月)

事例4商標権を侵害する衣類の密輸入事犯を告発。
沖縄地区税関は、沖縄県警察と共同調査を実施し、商標権を侵害する衣類102点を中国から密輸入しようとした日本人1名を関税法違反で告発しました。(令和7年6月)

事例5商標権を侵害するバッグの密輸入事犯を告発。
東京税関は、群馬県警察と共同調査を実施し、商標権を侵害するバッグ89点を中国から密輸入しようとした日本人1名を関税法違反で告発しました。(令和7年7月)

差止回避工作事例
税関による差止めを回避するためと思われる工作を施した事例も見受けられます。
事例1帽子の標章部分をワッペンで覆い隠匿していた事例
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(梱包されている状態) |
(開披した状態) |
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(ワッペンを剥がしたところ、別の標章を発見) |
事例2著作権を侵害する風船を同種の貨物に隠匿していた事例
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(風船を広げている様子) |
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(著作権を侵害する風船を発見) |
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事例3シートベルトキャンセラーの標章部分をシールで覆い隠匿していた事例
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(梱包されている状態) |
(シールが付された状態) |
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(シールを剥がしたところ、別の標章を発見) |
(シールを剥がした状態) |
事例4他の貨物の中に商標権を侵害する財布を隠匿していた事例
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(バッグを開披すると内容物を発見) |
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(バッグの内容物) |
(バッグの内容物から商標権を侵害する財布を発見) |
(参考)差止申立ての状況
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令和7年末時点において税関が受理している輸入差止申立ての件数は816件で、前年に比べて4.5%増加しました。
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知的財産別では、商標権の申立てが534件(構成比65.4%、前年比6.2%増)、次いで意匠権の申立てが148件(同18.1%、同2.8%増)、著作権の申立てが91件(同11.2%、同1.1%減)、特許権の申立てが34件(同4.2%、同5.6%減)となっています。
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輸出差止申立ての件数は、商標権10件、意匠権1件となっています。
(注)知的財産の権利者は、自己の権利を侵害すると認める貨物が輸出又は輸入されようとする場合には、当該貨物について侵害物品かどうかを認定する手続きを執るべきことを、税関長に対し申し立てることができます。
(参考)税関が受理している輸入差止申立ての例(写真は全て真正品)
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星野楽器株式会社
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マルジェラ
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株式会社マキタ
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株式会社ネペンテス
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セイコーグループ株式会社
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株式会社ストライプインターナショナル
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花王株式会社
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任天堂株式会社
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ゼリア新薬工業株式会社
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株式会社レーベン
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パール金属株式会社
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株式会社MTG
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