令和6年12月6日
財務大臣談話
1.本日、国際開発協会第21次増資交渉(IDA21)が合意に至ったことを歓迎する。
2.今回の増資では、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の推進を含む保健システムの強化、パンデミックへの予防・備え・対応、自然災害に対する強靭性、債務の透明性・持続可能性等の日本が重視する開発課題が重点政策に位置づけられており、高く評価する。
3.こうしたことを踏まえ、日本は、厳しい財政事情ではあるが、今回、国会で承認されることを条件に4,257億円の貢献を行う旨表明した。日本を含む各国からの資金をIDAが効果的・効率的に活用し、途上国の貧困削減及び地球規模課題への対応強化に取り組むことを期待する。
(参考)国際開発協会(IDA)は、世界銀行グループにおいて、所得水準が特に低い途上国に対し、超長期・低利の融資や贈与を行う機関。IDA21の対象期間は2025年7月~2028年6月。