令和7年8月20日~22日、横浜において、第9回アフリカ開発会議(TICAD9)が開催され、同会議期間中の21日、財務省はテーマ別イベント「アフリカの可能性を引き出す」 をアフリカ開発銀行と共催で実施し、民間セクター主導の成長に向けた、MDBsやJICA、JBICの役割・連携強化等について議論しました。
当該イベントの前半のハイレベルセッションには、加藤勝信財務大臣及び三村財務官が出席しました。冒頭加藤大臣より、日本とアフリカ開発銀行(AfDB)の協調枠組みである、「アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアティブ」(EPSA)について、2026年から2028 年の3年間を対象とする第6フェーズ(EPSA6)では、防災等の強靱性を新たな重点分野に加えるとともに、G20の「共通枠組」やIMFプログラムのもと債務問題に取り組む国への支援を強化するなど、さらなる機能拡充や改善を行った上で、「3年間で最大55億ドル」の支援を実施する旨発表し、その後、加藤大臣の立ち会いの下、JICA田中理事長とアフリカ開発銀行カリウキ副総裁との間で署名式も行いました。その後、三村財務官、EBRDルノーバッソ総裁、IFCディオップ長官、AfDBカリウキ副総裁、JICA田中理事長、JBIC林総裁が登壇し、民間主導の成長に向けた各機関の連携強化について議論を深めました。
後半のビジネスレベルセッションでは、日本企業のアフリカ市場での成長の可能性やMDBsやJICA、JBICによる日本企業への後押しの在り方等について議論しました。


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