令和5年8月2日
財務省
令和5年8月2日午前、ウクライナ・キーウにおいて、ウクライナ財務省と日本財務省は日ウクライナ財務協議を開催し、初めての会合を行いました。ウクライナ側からはマルチェンコ財務大臣ほか、日本側からは神田眞人財務官ほかが参加し、ウクライナの経済状況やIMF支援プログラムの下でのウクライナにおける改革の進捗状況、日本の支援の実施状況、今後の支援方針等について意見交換しました。同協議では、包括的な内容について合意が得られ、共同プレスリリースを発出しました。
(共同プレスリリース(仮訳)(PDF:132KB))共同プレスリリースの概要は、以下のとおりです。
〇 ウクライナは、日本の連帯と支援に深い感謝を表明した。
〇 両者はウクライナの最近の経済・政治の状況について意見を交換した。ウクライナは中期的な債務持続可能性と、対外的持続性を確保することを目的として、野心的な改革と力強い政策実行についてコミットメントを再確認した。
〇 日本は、ウクライナの歳入動員における政策的優先課題への対応を支援するため技術協力を強化する意思を表明した。日本は、住宅セクター向けの世界銀行のプロジェクトの第1フェーズへのグラント及び信用補完を通じた支援に加えて、同プロジェクトの第2フェーズプロジェクト準備を支援する用意があると述べた。
〇 財務協議における議論を経て、日本側は、ロシアが長期的なウクライナの復興費用を支払うことを確保することに関するG7首脳の決意を再確認した。
日ウクライナ財務協議にあわせて、神田眞人財務官はスヴィリデンコ第一副首相、マルチェンコ財務大臣とのバイ面会も行いました。
日ウクライナ財務協議の模様
神田眞人財務官とスヴィリデンコ第一副首相
神田眞人財務官とマルチェンコ財務大臣