令和4年9月28日
財務省
令和4年上半期の全国の税関における関税法違反事件の取締り状況
航空貨物・国際郵便物からの摘発が増加
財務省は、令和４年上半期（令和４年１月から同年６月まで）に全国の税関が空港や港湾等において、不正薬物の密輸入その他の関税法違反事件を取り締まった実績をまとめましたのでお知らせします。
１．不正薬物*1
不正薬物全体の摘発件数は509件（前年同期比22%増）、押収量*2,3は約606kg（同13%減）と、摘発件数は増加し、押収量は減少した。
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＊1覚醒剤、大麻、あへん、麻薬（ヘロイン、コカイン、ＭＤＭＡ等）、向精神薬及び指定薬物をいう。
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＊2錠剤型薬物を除く。
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＊3重量等未確定につき含まれないものがある。以下、個々の押収量についても同様。
〔覚醒剤〕
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摘発件数は98件（同約2.7倍）、押収量は約156kg（同73%減）と、摘発件数は増加し、押収量は減少した。
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押収した覚醒剤は、薬物乱用者の通常使用量で約521万回分、末端価格にして約92億円に相当する。
〔大麻〕
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大麻草の摘発件数は29件（同52%減）、押収量は約309kg（同約25倍）と、摘発件数は減少し、押収量は増加した。
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大麻樹脂等（大麻リキッド等の大麻製品を含む。）の摘発件数は50件（同17%減）、押収量は約94kg（同26%増）と、摘発件数は減少し、押収量は増加した。
〔麻薬〕
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コカインの摘発件数は10件（同9%減）、押収量は約11kg（同約2.7倍）と、摘発件数は減少し、押収量は増加した。
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ＭＤＭＡの摘発件数は40件（同8%増）と増加し、押収量は錠剤型が約６万７千錠（同22%減）、その他の形状が約６kg（同26%減）と、共に減少した。
〔指定薬物〕
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指定薬物の摘発件数は219件（同53%増）、押収量は約11kg（同19%増）と、共に増加した。
２．金地金
摘発件数は６件（同３倍）、押収量は約26kg（同約6.3倍）と、共に増加した。
３．知的財産侵害物品等
商標権を侵害するバッグ等の知的財産侵害物品の密輸入事件を６件告発した。
その他、偽造郵便切手の密輸入事件を告発した。
【参考資料】
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