令和３事務年度の関税等の申告に係る輸入事後調査の結果

財務省は、令和３事務年度（令和３年７月から令和４年６月までの１年間）に、全国の税関が行った輸入者の関税及び内国消費税^(注１)（以下「関税等」という。）の輸入申告に対する事後調査^(注２)の結果をまとめましたのでお知らせします。

1. 令和３事務年度は、1,484者（前事務年度比207.6％）の輸入者に対して事後調査を行いました。

2. 事後調査の結果、申告漏れ等^(注３)のあった輸入者は1,118者（前事務年度比186.3％）でした。

3. 申告漏れ等に係る課税価格は約591億１千万円（前事務年度比93.7％）となり、これに対する関税等の追徴税額^(注４)は約64億６千万円（前事務年度比96.4％）でした。

4. 納付税額の不足が多かった品目は、電気機器、光学機器等、医療用品、自動車等、機械類であり、これら５品目で納付不足税額の総額の約６割を占めました。

5. 主な申告漏れ等の事例としては、輸出者又は輸入者が作成した低価インボイスによる輸入申告、関税率の適用誤り、輸入貨物に係るロイヤルティの申告漏れ等がありました。