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第95回世銀・IMF合同開発委員会 コミュニケ(ポイント)(平成29年4月22日)

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  1. 開発委員会は、ワシントンDCにて本日4月22日に開催した。

  2. 世界経済は、勢いを得つつあるものの、依然として下方リスクが存在している。更なる見通しの改善には、包摂的で持続的な成長を促し、金融の脆弱性に対処し、全ての人に雇用と経済的な機会を創出する政策が必要。コルレス銀行取引の低下による負の影響に対応するための行動は多くの国の重要な課題である。世銀グループ(WBG)及び国際通貨基金(IMF)による助言と支援は、そうした政策を前進させ、2030アジェンダを実施し、最も脆弱な人々を保護するために重要。

  3. 不平等の是正は長期的・持続的な成長を確保するために必要。技術革新、貿易、資金フロー及び経済統合は、所得の向上に貢献し、各国の経済的な格差を縮小させたが、これらの成果は必ずしも国内で平等に共有されなかった。我々は、WBGとIMFに対し、貧困を撲滅し国際的な経済統合の恩恵が幅広く共有されることを確保するための取組を一層強化することを促す。

  4. 我々は、WBGのフォワード・ルックに関する進捗報告を歓迎する。昨年10月に、我々はより良質で強力かつ機動的なWBGのためのビジョンを支持し、改善すべき分野を特定した。我々は、より良いWBGに向けたこれまでの進歩を認識する。我々は、フォワード・ルックでのコミットメント及び以下の関連施策について、引き続き、開発パートナーと協力しつつ、実施と報告に取り組むことを奨励する。(i)インフラを含め、限られた公的資金を活用する際には、民間セクターによる取組を優先、(ii)国内資金動員の強化、(iii)国際公共財への支援、(iv)WBGの全ての顧客国分類の支援、(v)官民セクター横断で、より機動的、反応良く、かつ成果重視な活動の実施、(vi)脆弱・紛争・暴力下における経済安定及び成長支援や、小国の開発ニーズに対して特別な注意を払う。

  5. 我々は、脆弱性の原因に、途上国の制度的・社会的な強靭性構築の支援によって対処するための投資を通じて、危機への備え・予防・対応の分野におけるWBGの活動の拡大を支持する。我々は、国連や他のパートナーと緊密に調整し、飢饉や強制移動によって影響を受ける国、地域及び難民に対する支援のための資金を動員し迅速に拠出するための更なる取組を促す。我々は、人道支援・開発支援・平和構築の連携強化に向けたWBGによる様々なイニシアティブを認識する。

  6. 我々は、WBGが業務ポリシーの改革及び人事戦略を通じて、より効率的になるよう取り組んでいることに勇気づけられる。我々は、経費レビューによって導入された財政規律を歓迎し、WBGが自身の希少な資源の活用を確認し報告する際の透明性や説明責任を確保する取組を認め、これらの分野での継続的なコミットメントを促す。

  7. 我々は、WBGの財務能力の強化に関する進捗と議論を歓迎する。我々は、IDA増資交渉の成功に大いに勇気づけられる。IDA18次増資は、ドナーの寛大な支援とIDA資本をレバレッジする計画により、史上最大の750億ドル規模となった。民間セクターウィンドウなどの革新的な手法は、IDA国への追加的な資金の触媒となる。我々は、開発効果が最大化されるよう支援実施の成功を期待している。

  8. 我々は、WBG の財務能力の強化とフォワード・ルックの野心的な目標の実施を可能とする ために行われている議論に留意する。我々は、理事会及びマネジメントに対し、2017 年10 月の年次総会までにオプションを示すことを求める。

  9. 我々は、シェアホルディングレビューにおける進捗を歓迎し、世界経済の進展とWBGのミッ ションへの貢献を反映したWBG に向け、リマ総会で支持した原則へのコミットメントを想起 する。我々は、WBG の職員及びマネジメントにおける多様性と包摂性の進捗に勇気づけら れ、理事会のジェンダー多様性に関する同様の進展を支持する。

  10. 次の開発委員会は 2017 年10 月14 日に開催する。