平成28年12月26日
財務省
偽造1万円銀貨幣が発見されました(平成28年12月26日)
独立行政法人造幣局(以下、「造幣局」という。)より、偽造の疑いのある1万円銀貨幣(天皇陛下御在位60年記念)の鑑定結果について報告を受けました。
以下の特徴を有する不審な貨幣を見つけた際には、直ちにお近くの警察、または日本銀行までお知らせください。
なお、併せて金融機関に対しても当該偽造貨幣の特徴点等をお知らせし、注意喚起を行っています。
○ 偽造1万円銀貨幣の特徴(423kb,PDF)(PDF:423KB)
・年銘・・・昭和61年銘。
・材質・・・純銀。
・量目・・・真貨とほぼ同じ。
・直径・・・真貨よりやや大きい。
・色・・・銀色。
・模様・・・全体的に文字の線が太く、角に丸みがある。また、模様の一部が真貨と異なる。
・表面状態・・・鏡面部分は光沢があり、模様部は白っぽい。
・周囲のギザ・・・ギザは鮮明で、角が角張っている。また、真貨よりギザの数が少ない。
・パール・・・全体的に真貨より大きく、白っぽい。また、パール間の隙間が狭い。
・縁・・・縁幅が広い。
(注)今回、造幣局により偽造貨幣と鑑定されたものは、平成25年12月3日付で財務省から報道発表により注意喚起したものと同型です。
天皇陛下御在位60年記念1万円銀貨幣の見本貨幣及び偽造貨幣(61年銘)(156kb,PDF)(PDF:156KB)
(参考)経緯
平成28年5月以降、国内の金融機関等において偽造の疑いのある1万円銀貨幣が発見されています。これらの貨幣のうち造幣局が真偽鑑定を行ったものについては、いずれも偽造貨幣であることが判明しています。