財務省所管令和５年度概算要求をとりまとめました

令和４年８月30日

財務省

財務省所管令和５年度概算要求をとりまとめました

財務省所管一般会計の令和５年度概算要求の総額は、28兆8,495億円であり、そのうち、「重要政策推進枠」に係る要望は、779億円となっています。
国債費（債務償還費、利子及割引料等）は、26兆9,886億円であり、対前年度比2兆6,493億円の増加となっています。
令和５年度一般会計予算概算要求の概要、国債費概算要求の内訳、「重要政策推進枠」の概要及び事項要求の概要は、以下のとおりです。

１．令和５年度一般会計予算概算要求の概要

（単位：億円）

事項	令和４年度当初予算額	令和５年度概算要求・要望額	比較増△減額
	(A)	(B)	(C=B-A)
国債費	243,393	269,886	26,493
経済協力費	778	1,016	238
【うち要望額】		【 457 】
中小企業対策費	606	783	177
【うち要望額】		【 277 】
その他	10,298	10,741	442
【うち要望額】		【 45】
社会保障関係費	784	772	△ 12
東日本大震災復興特別会計へ繰入	829	298	△ 531
予備費	5,000	5,000	－
合計	261,688	288,495	26,807
【うち要望額】		【 779 】

（注1）令和４年度当初予算額には、この他、新型コロナウイルス感染症対策予備費５兆円がある。

（注2）令和５年度概算要求における新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰対策予備費については、「令和５年度予算の概算要
　　求に当たっての基本的な方針について」（令和４年７月29日閣議了解）に基づき、事項要求としている。

（注3）各々の計数において億円未満を四捨五入している。

２．令和５年度国債費概算要求の内訳

（単位：億円）

事項			令和４年度当初予算額	令和５年度概算要求額	比較増△減額
			(A)	(B)	(C=B-A)
債務償還費			160,733	181,169	20,436
	公債等償還		157,537	178,074	20,537
		定率繰入	149,825	157,228	7,403
		財政法第６条繰入	－	13,788	13,788
		社会資本特会整理収入等相当額分	432	365	△ 67
		予算繰入	7,281	6,693	△ 588
		うち年金特例公債分	2,600	2,600	－
	借入金償還		3,196	3,095	△ 101
利子及割引料			82,472	88,496	6,023
	公債利子等		81,748	87,780	6,032
		うち年金特例公債分	138	176	39
	借入金利子		125	116	△ 9
	財務省証券利子		600	600	－
国債事務取扱費			187	221	34
合計			243,393	269,886	26,493

（注）各々の計数において億円未満を四捨五入している。

３．「重要政策推進枠」の概要

（令和５年度要望額）

有償資金協力事業（国際協力機構有償資金協力部門出資金）	457億円

「経済財政運営と改革の基本方針2022」等に基づき、途上国に対して、経済活動の基盤となる、質の高いインフラ投資の推進や保健医療システムの拡充等の取組を推進するための出資金
＜要求要望総額:489億円＞

日本政策金融公庫の財務基盤強化（日本政策金融公庫出資金）	277億円

「経済財政運営と改革の基本方針2022」等に基づき、日本政策金融公庫（信用保険業務）の財務基盤を強化し、中小企業・小規模事業者の創業、事業承継に係る事業資金の融通を円滑化するための出資金
＜要求要望総額:629億円＞

社会悪物品等の水際取締り強化及び輸出入貨物通関等の円滑化推進経費（税関）	35億円

「経済財政運営と改革の基本方針2022」等に基づき、税関における不正薬物、銃器、テロ関連物資をはじめとする社会悪物品等の水際取締り強化及び税関検査の円滑化を推進するために必要な取締・検査機器の整備経費
＜要求要望総額:296億円＞

日本産酒類輸出拡大事業（国税庁）	10億円

「経済財政運営と改革の基本方針2022」等に基づき、日本産酒類の一層の輸出拡大を図るため、ブランド化及び酒蔵ツーリズムに関する酒類事業者の取組の積極的な支援、地理的表示（GI）の普及・活用や、日本酒、焼酎・泡盛などの文化資源について、ユネスコ無形文化遺産登録を目指すための経費
＜要求要望総額:26億円＞

合計779億円