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税制メールマガジン第179号 2024年10月11日

【税制メルマガ第179号】

 2024年10月11日 

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◆目次
1 はじめに
2 税制をめぐる最近の動き
3 今月は何税の月?「10月:渋沢栄一に明治政府出仕の命。大蔵省租税正に。(明治2(1869)年)」
4 編集後記
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1 はじめに

 10月に入り、徐々に秋めいて参りましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?

   国会議事堂の周辺では、修学旅行や社会科見学などで訪問される生徒たちを多く見かける時期でもあります。従前より財務省では、小・中・高校生を対象に、財務省の中を見学し、職員から財政の話を聞く、財務省訪問を実施しておりました。
 この度、税制検討体験ができるプログラムも新しく選択可能となりました。担当教職員による事前予約やスケジュール調整等がございますが、もしご関心頂ける学校がございましたら、是非ご検討頂けると幸いです。
 以前、新R25「大人の社会科見学 in財務省」の動画で紹介された財務省のオフィスを実際に見学する良い機会・経験になればと期待しております。


財務省主税局総務課 企画官 境吉隆

 ・小中高生の財務省訪問 ~いっしょに考えよう!日本の財政と私たちの未来~
 https://www.mof.go.jp/public_relations/shonai_kengaku/index.html

 ・新R25「大人の社会科見学 in財務省」
 https://www.youtube.com/watch?v=Z4rl5xs5EO4

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2 税制をめぐる最近の動き

HP掲載日

内容

10月1日

令和6年度 8月末租税及び印紙収入、収入額調

 

(1)租税及び印紙収入、収入額調

 令和6年度 8月末租税及び印紙収入、収入額調を財務省ホームページで公開いたしました。
 下記リンクから内容をご覧いただけます。

 ・令和6年度 8月末租税及び印紙収入、収入額調 
 https://www.mof.go.jp/tax_policy/reference/taxes_and_stamp_revenues/202408.pdf

 https://www.mof.go.jp/tax_policy/reference/taxes_and_stamp_revenues/202408.xls

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3 今月は何税の月?「10月:渋沢栄一に明治政府出仕の命。大蔵省租税正に。(明治2(1869)年)」

  本年(2024年)7月より発行されました新しい紙幣を既に手にされた方も多いのではないでしょうか。今回の本コラムでは、新しい一万円札の肖像となった渋沢栄一に対して、明治政府から出仕するようにとの命が出された明治2(1869)年10月を取り上げます。

 幕臣としてフランスから帰国した渋沢栄一は、静岡藩に仕官し商法会所の設立・運営に取り組んでいました。そうしていたところ、明治2年10月18日付の明治政府太政官弁官からの召状が届き、「早速東京に向かうように」との内容でした。10月26日に静岡を出発した渋沢栄一ですが、本心は静岡に留まりたかったようです。渋沢栄一自伝「雨夜譚」には、“これまでの丹精を以て、新創の事ながらヤヤその端緒に就いた商会の事を負担して、種々前途に企望もある場合だから、自分はこれで一身を終る精神で居る、それゆえいまさら朝廷へ仕官することなどは好まぬ”と当時の心境を綴っています。

 しかし、明治政府への出仕を断ることは、「静岡藩が明治政府の命に背いて、有用の人才を隠蔽するという疑いをかけられ、藩主のご迷惑になる」との説得を受けて、やむなく明治政府への出仕を決断します。東京に着いた渋沢栄一が拝命したのは、民部大蔵省・租税司の正(しょう)という職でした。その時の心境について、渋沢栄一は“当時、大蔵省には一人の知友もない、またその職務とても少しも実験のない事だから、どうしてよいかさらに様子が分からない”と自伝で述べています。“早く御免(辞職)を願って静岡へ帰ろう”とした渋沢栄一でしたが、大隈重信・民部大蔵大輔に説得され、民部大蔵省に止まることを決心します。

 もし渋沢栄一が違った道を選んでいたら、紙幣や税制だけでなく、日本の経済や歴史も大きく異なった道を歩んでいたかもしれません。

  ・渋沢栄一詳細年譜(渋沢栄一記念財団HP)
 https://www.shibusawa.or.jp/SH/kobunchrono/ch1868.html

 ・大蔵省主要官職歴任表
 https://www.mof.go.jp/pri/publication/mof_history/8rekinin.pdf

 ・草創期の大蔵省(大蔵省史 第1期第1章)
 https://www.mof.go.jp/pri/publication/mof_history/1ki_c1.pdf

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4 編集後記

 先週末、江東区深川にあります「深川江戸資料館」へ行ったのですが、入り口の記念スタンプに渋沢栄一さんが!調べてみると、江東区では渋沢栄一ゆかりの地として街歩きツアーやスタンプラリーを行っているそうです。気温も涼しくなってきた今の季節、興味のある方は巡ってみてはいかがでしょうか。(深川江戸資料館もとても面白かったので行ったことない方は是非どうぞ)

 今月も最後までお付き合いいただきありがとうございました。次回もどうぞよろしくお願いいたします。

財務省主税局総務課 広報係 粟飯原

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