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税制メルマガ第152号 2022年7月4日

【税制メルマガ第152号】 
 2022年7月4日

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◆目次
1 はじめに
2 税制をめぐる最近の動き
3 若手コラム
4 広報係長 新旧ご挨拶
5 編集後記

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1 はじめに

 税制メールマガジンをご覧いただいている皆さん、こんにちは。財務省主税局総務課の企画官(広報担当)の和田良隆です。

 第152号の税制メールマガジンをお届けさせていただきます。

 今回は、是非皆さんにご紹介したい広報活動がございます。主税局では、先般6月17日に、令和4年度税制改正について説明する動画を財務省ホームページに公表いたしました(下記リンクご参照)。
https://www.youtube.com/watch?v=NRQq_X1BiK8

 昨年末に税制改正の方向性が決まって以降、様々な場で主税局の幹部が、改正内容をご説明させていただいてきました。その際には、いつも凡そ1時間くらいご説明時間をいただいていました。
 今回、その主な説明内容を、分かり易く動画の形で、できる限り内容を捨象することなく、インフォグラフィクスやピクトグラムを駆使して20分にまとめさせていただきました。
 特に工夫した点としては、説明資料に税制改正の背景となったデータやグラフが盛り込まれていますが、そうしたデータやグラフを静止画でなく動かすことによって、注目していただきたい点を強調したことです。
 例えば、賃上げ促進税制のパートでは、日本の賃金が30年間横ばいであることを国際比較で示したデータがありますが、他国も含めた複数の折れ線グラフを動かすことによって、イメージとして頭に残りやすくなっているのではないかと思います。
 こちらの動画は、公開以降、10日間で1,800回以上再生を頂いております。令和4年度の税制改正の概要や背景事情がコンパクトに分かる内容となっていますので、是非ご覧いただければと思います。

  財務省では、国会の開会期間に合わせるなどの関係で、7月から翌年の6月までを、事務年度と称して一年の区切りとしています。
ですので、今回のメールマガジンが、令和3事務年度における最後の発行となります。 今事務年度、主税局広報係としては、
①うんこ税金ドリルの作成や学研キッズネットとコラボして小学生向け自由研究題材の提供、など若年層の方々が税制に関する関心を高めていただく取組み、
②より多くの方に税制や税制改正の内容をお届けすべく、紙媒体の資料やパンフレットに留まらずにインフォグラフィクスなどの動きを多用した動画を作成する、
などを中心に頑張ってまいりました。その成果は、このメールマガジンでもご紹介させていただいてきました。SNSの更なる活用など課題はたくさんありますが、税制のよりよい広報に向けて、少しずつ不断に改善していかなければならないと思っています。

 皆様、一年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。7月より新たな体制でメールマガジンを続けさせていただければと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 今回も本編の前に長々と失礼いたしました。それでは皆さん、今月号の税制メールマガジンをお楽しみ下さい!

主税局総務課 企画官 和田良隆

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2 税制をめぐる最近の動き  

掲載日
 内容
6月24日 パンフレット「もっと知りたい税のこと」(令和4年6月)を掲載しました
アルジェリアとの租税条約の締結交渉を開始します
6月17日 動画「令和4年度税制改正」を公開しました
6月9日 税制調査会(第12回総会・6月9日開催)会議資料
6月3日 BEPS防止措置実施条約が適用される租税条約が増えます<中国・香港>
6月1日 令和3年度 4年4月末租税及び印紙収入、収入額調
令和4年度 4月末租税及び印紙収入、収入額調

(1)パンフレット「もっと知りたい税のこと」(令和4年6月)を掲載しました
税制の意義・役割や基本的な仕組み、税制をめぐる状況などをまとめたパンフレット「もっと知りたい税のこと」を作成しました。

 下記リンクから内容をご覧いただけます。
 https://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/brochure/zeisei0406_pdf/index.html

 本パンフレットの送付を希望される方には、国内に限り無料でお届けいたします。現在印刷製本中ですので、発送準備が整い次第改めてご案内いたします。

 動画版もぜひご覧ください。(YouTubeへのリンク)
 https://www.youtube.com/watch?v=zB37i8vBAzU

(2)アルジェリアとの租税条約の締結交渉を開始します
日本国政府は、アルジェリア民主人民共和国政府との間で、租税条約を締結するための交渉を開始します。

 下記リンクから内容をご覧いただけます。
 https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/international/tax_convention/press_release/20220624Alg.html

(3)動画「令和4年度税制改正」を公開しました

6月17日に令和4年度税制改正の主な内容について解説した動画を財務省YouTubeチャンネルで公開しました。
本動画では、インフォグラフィックスを活用し、賃上げ促進税制や住宅ローン控除を含む7つの項目についてご紹介しております。

 下記リンクから動画をご覧いただけます。(YouTubeへリンク)
 https://www.youtube.com/watch?v=NRQq_X1BiK8

(4)税制調査会

6月9日に第12回総会が開催されました。「ライフスタイル・ 価値観」及び「税に関する総論的議論」について外部有識者からのヒアリングが行われました。

 下記リンクから会議資料等をご覧いただけます。(内閣府ホームページへリンク)
 https://www.cao.go.jp/zei-cho/gijiroku/zeicho/index.html

(5)租税及び印紙収入、収入額調

令和3年度 4年4月末の租税及び印紙収入、収入額調と令和4年度 4月末租税及び印紙収入、収入額調を財務省ホームページで公開いたしました。

 下記リンクから内容をご覧いただけます。
 令和3年度 4年4月末租税及び印紙収入、収入額調
 https://www.mof.go.jp/tax_policy/reference/taxes_and_stamp_revenues/202204.pdf
 
 令和4年度 4月末租税及び印紙収入、収入額調
 https://www.mof.go.jp/tax_policy/reference/taxes_and_stamp_revenues/202204s.pdf
 


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3 若手コラム

 読者の皆様、こんにちは。主税局調査課外国係です。本若手コラムでは、昨年9月の税制メールマガジン(第143号)から外国税制に関する情報をお届けしてきました。前回の税制メールマガジンの編集後記でもお伝えしたように、主税局では7月に大きな人事異動があり、これまで当コラムを執筆してきた職員たちは、一部の留任の者を除き、それぞれ新たな部署へと旅立つこととなります。

 そこで、本コラムシリーズはここで一区切りとさせていただき、今回は最終回として、本コラムを執筆するに当たって心がけていたことをお伝えして、皆様へのご挨拶とさせていただきます。

 これまでご愛読してくださった方は気づかれているかもしれませんが、本コラムでは、「●●国の所得税率は▲%である」といった税率の話など、制度そのものの説明はほとんど出てこなかったかと思います。代わりに、各国において、そのような税制となるに至った歴史的な経緯や制度の目的・背景などの説明に多くの文面を割いてきました。これは、税制の設計も人間の営みである以上、税制を取り巻く歴史や政治・経済・社会の在り方と深く関係しており、諸外国の税制を理解するに当たっては、そういった点も踏まえながら見ていく必要があると考えるからです(もちろん、制度そのものの内容を正確に理解することも重要であることは言うまでもありません)。

 自戒も込めて申し上げると、とかく「日本の常識」で他国の税制も見てしまいがちですが、こうした税制を取り巻く歴史や制度の目的・背景を地道に抑えていくことが、一見すると遠回りのように聞こえるかもしれませんが、結果的に諸外国の税制をより深く理解することにつながるのではないかと考えます。

 こうした考えの下、本コラムでは、歴史的な経緯や制度の目的・背景などを重点的に取り上げてきました。本コラムを通じて、国際比較を行うことの難しさ(と楽しさ)を少しでも皆様と共有できたのであれば幸いです。

 各国が抱える課題や経済社会の在り方は時代によって変化していきます。適切かつ公平な税制を実現するためには、その変化に合わせて、税制も変えるべきところは変えていく必要があります。7月以降、主税局調査課外国係も新体制となりますが、歩みを止めることなく、我が国の税制の企画立案に貢献できるよう、引き続き精進してまいります!

 ご愛読いただき、ありがとうございました。

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4 広報係長 新旧ご挨拶

 令和3事務年度で広報係長をしておりました柏木です。
 この税制メルマガにおいても、パンフレットの発行等に合わせてご報告するなど、何度か登場していたところですが、この夏の定期異動で主税局を離れることとなりました。
 税制メルマガ自体、月1回の発行頻度ではありましたが、その度にご意見やご感想をいただき、拝見させていただいておりました。ありがとうございました。

 この1年を振り返りますと、「うんこ税金ドリル」のリリースや、「もっと知りたい税のこと」の動画化など、税制についての新たな広報活動を様々行ったところです。
 税について考える契機は人それぞれだと思います。新聞やニュースはもちろん、コンビニでお菓子を買った際のレシートなど身近なところにあふれていますが、この1年間で、我々広報担当が取り組んだことの1つでも誰かの税について考える契機となったのであればうれしい限りです。

 皆様におかれては1年間に亘りご愛読いただきありがとうございました。新体制での税制メルマガについても是非ご期待ください。                                                                       

柏木


 この度、柏木の後任として、主税局総務課広報係長に着任しました、對馬です。これまで私は、財務省の主計局で財政に関する法令を所管する部署で法令の審査を行ったり、他省庁で国際関係の業務等を行ってきました。今回初めて主税局に着任することとなりましたので、今後税について深く学んでいきたいと思います。

 ここで一つ私のエピソードを書かせていただきます。私が小学生のときに、税に関する作文を書く課題が出されました。当時、税に関して何も知識がなかった幼い私は、「税」を「税関」に関する作文を書くものと誤って解釈してしまい、ネタ集めのため、近くの税関に足を運び、必死に情報収集をしたことがありました(幸い、作文を書き始める前に間違いに気づきました。税関業務を勉強できたこと自体はよい経験になったのですが笑)。 このように、私自身の経験からも、子どもの頃から税の意義や役割、使われ方等について学ぶことが非常に大切であると感じており、そのためには行政等による丁寧な説明が必要不可欠であると考えます。

 今後、皆さんに税について詳しく知っていただけるよう、わかりやすい税の広報に誠心誠意、努めてまいりますので、よろしくお願いいたします!

主税局総務課 広報係 對馬


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5 編集後記 

 7月に入りましたが、最近は外に出たくないくらい暑いので、これから本格的な夏を迎えるのが怖いです。
 7月は主税局の異動の時期でもあります。毎年6月ごろに内示を受けて、7月に異動するのですが、6年目になっても、異動というのはやっぱり緊張しますし、まだ慣れません。主税局からは海外に行かれる方もいて、去年まで税務署にいたので、異動で海外というのは驚きでした。生活面もガラッと変わって大変そうと思ってしまいます。
 6月に一足先に広報係長が異動をしたので、今回は新旧係長のご挨拶を掲載いたしました。これから新係長がコラムを書くことも多いと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 現体制では「うんこ税金ドリル」のリリース等新しい取り組みも行いましたが、メルマガの充実というのも一つの目標としておりました。毎号どんなコンテンツを配信したら読者の方に関心を持っていただけるか考えておりました。配信後にご感想をお寄せいただくこともあり、それが大変励みになっておりました。引き続き読者の方に楽しんでいただける内容を配信していけたらと思っております。

 「はじめに」でも触れましたが、6月末までを区切りとして、7月からは体制が変わります。現体制での配信は今回で最後となります。次号は新体制の広報担当者による配信です。今月も最後までお付き合いいただきありがとうございます。次回の税制メールマガジンもよろしくお願いいたします。

主税局総務課 広報係 田中


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mailto:mg_tax@mof.go.jp

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