このページの本文へ移動

編集後記/令和6年2月号(通巻第699号)

「ファイナンス」2月号をお読みいただき、ありがとうございます。
表紙は梅の写真を採用しましたが、気象庁の「うめの開花日」予報によれば、今号の発行時点では関東以西の平野部など多くの地域で開花しているのではないかと思います。春の到来ももうすぐそこでしょうか。
特集「Future TALK」では、モデル・タレントとしてご活躍の長谷川ミラさんにご出演いただきました。この中では、2023年の世相を一字で表す「今年の漢字」に「税(ぜい)」が選ばれたことも話題となりましたが、「税」の漢字の成り立ちとしては、収穫(「禾」)の一部を抜き取る(「兌」)、すなわち年貢の徴収や取り立てなどを意味する文字。長谷川さんから、「税金って何に使われているのかわからないよね」という声も聞かれる、また、「税金について学ぶ機会」の重要性や「(施策について政府の)伝える力が弱い」というご指摘もいただきました。
今号より、令和6年度予算の特集が始まりました。「税」は「ちから」とも読めるわけですが、より良い国民生活、経済社会の実現の「ちから」として、集めた「税」をどう活用しているのかをわかりやすくお伝えできるよう、広報としてもなお一層、努力していきたいと思います。
(財務省広報室長 阪井 聡至)