このページの本文へ移動

片山財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(令和8年10月16日(金曜日))

【質疑応答】

問)昨日バンコクで開かれましたG20とG7の財務相・中央銀行総裁会議に出席されました。大変強行な日程だったと思いますが今回の成果をどのように評価されていますでしょうか、改めてお伺いできればと思います。また昨日の会議で大臣から為替のコミットメントを再確認されたという話など出ましたけれども、足元の株・為替・債券等の値動きが激しくなっております。G20やG7で改めて最近の市場動向についてどういった議論がされたか、お聞かせ願えたらと思います。

答)昨日のG20及びG7の財務大臣・中央銀行総裁会議では世界経済や金融の諸課題について幅広い議論が行われて、私はこの時期にこれだけボラティリティの高い時期で、また地政学的にも様々なことが起きているときに、ほとんど全員本人出席で集まれたということが非常に意味があったと思っております。私からは重要鉱物等のサプライチェーンの多様化を含む経済の強靱化、それからAIがもたらすリスクへの対応、これはG7等で今後机上演習をやることになりましたので、それは1つ大きな進化ではあるんですが、それからグローバルインバランスですね、主に中国の大幅黒字とアメリカの大幅赤字ですけれども、この是正に向けた政策対応などについて日本の考え方をきちっと申し上げました。また併せて世銀・IMF合同開発委員会に出席したわけですが、議長の交代がありまして、スウェーデン蔵相のエリザベートさんから正式に就任したということがアナウンスされて、皆様から頑張ってねという拍手をいただきました。いずれにしても日本からは初めてでありますし、前任のスウェーデンの蔵相もEUの先進国という意味ではそれは初めてだったんですよね。その意味でご苦労話なんかもお聞きできて非常に参考になりましたし、これからのことを考えると任務は非常に重いので、身の引き締まる思いでしっかりと臨みたいと思います。世界経済の様々なリスクがある中でまさにG7及びG20に参加できて、世銀・IMFの合同開発委員会の新議長に就任できたということは、より多くの情報が入る立場になったということでもありますから、また日本としてのプレゼンスも増したことは間違いがないと思います。
 バイの会談においては韓国の新蔵相、この人も副総理兼任です。それからインド蔵相、ベテランですね。それからタイ、インドネシアの蔵相ともお会いできまして、いずれにしても韓国とは通貨スワップの延長が決まりましたし、インドとは蔵相間の二国間協議に格上げする方向がほぼ合意されましたし、インドネシアもそれを望んでおられます。またタイは11月に投資委員会を率いて財務大臣が来られるということで、我々もできるだけの対応はしたいと思っておりますので、非常に実のある会合ばかりでした。
 それからG20などの為替のコミットメントにつきましては、これらも踏まえて高い緊張感を持って金融市場の動向を注視する必要があるということを再三発言しておりまして、それ以上の具体的な議論につきましては内容をお答えするのは差し控えさせていただきます。

問)第2次補正予算案について検討状況をお話しできる範囲で何かあれば教えてください。

答)一般論として、総理も私もお答えしているように、高市政権においては事業者や地方公共団体の予見可能性を高める観点から、従来続いていました大規模経済対策に基づく補正予算に依存した財政運営からは脱却ということで、この原則はしっかり立てておりまして、補正予算については緊要性の高いものに限定し、恒常的な施策については当初予算で措置するという方針でやっております。その上で、現時点で、補正予算の編成が必要かどうか、予断を持って申し上げられる状況ではないので控えますが、骨太の2026において今秋以降に補正予算が必要となる場合であっても真に緊要性の高い施策に限定することとしていますので、これに沿っての対応ということになります。

(以上)