【質疑応答】
問)昨日開かれた社会保障国民会議において2029年度から給付付き税額控除を導入することで合意しました。これについて大臣の受け止めをお聞かせください。
答)まず総理が本丸とおっしゃっておられる給付付き税額控除につきまして、まさに所得に連動したきめ細かな給付の本格導入の部分が、文言調整がまだ残っているというお話もありますが、最終的には議長に一任されて我々も含めた親会議が報告を受けることができるようになった、了承されたということについて大変安堵をしております。また小野寺議長のこれまでのご尽力と参加された各党様のご議論に政府の本会議の一員として大変感謝を申し上げたいと思っております。
問)金の密輸問題についてお伺いいたします。現在、海外との消費税格差や消費税還付の仕組みが金の密輸を引き起こす要因になっているとの指摘がなされています。この現状を踏まえて政府や関係機関は今後どのような対策を講じていくべきとお考えでしょうか。また対策を強化する一方で、金の持つ市場の流動性を損なわないようにするためにどのようなアプローチが必要であるか、お考えを聞かせてください。
答)大変注目を浴びていると思います。私も会見を過去させていただいておりますし、税関、関税局、その他関係部署、非常に頑張っておりますが、輸入時に消費税が納付されていないにもかかわらず国内で精錬・加工業者などに消費税込みの金額で売却・転売されて、最終的には輸出、多くは再輸出なのかもしれませんが、このときに消費税の還付が受けられるということになるので、先日記者会見等で公表した事案のように密輸した金を溶かして形が変わって転売を繰り返すという、こういう悪い循環が起きてしまう、国内の流通過程の追跡が困難になるような組織的な密輸スキームが用いられている可能性があるなど、依然深刻な状況にあると考えております。ここに対応するために現在税関においては輸入時の検査の徹底、それから輸出時においても流通経路の明確化を通じて密輸入された金ではありませんということを確認するために取引に係る詳細な資料の提出を求めるなど審査・検査を強化しているところでありまして、そのときに確かに従前に比べると一定のお時間を要する場合があるかもしれませんが、そこはまさに社会悪是正という意味で、不公平感是正という意味で非常に重要なことですから、また貴重な税収が失われているわけですから看過できないので、ぜひそこはご理解をいただきたいと思います。今具体的に何か改正ということまで予断することは控えますけれども、何らかの制度的な対応が要るのではないかというお声も多いものですから、その検討も含めて今後も関係機関と緊密に連携しながら、この金の密輸対策には一層注力してまいりたいと考えております。
問)為替相場についてお伺いします。対ドルの円相場が足元でも依然として162円台を推移しています。現状の為替相場をどのようにご覧になられているか、また今後の対応についても併せてお尋ねさせていただきます。
答)いつものことですけれども、具体的な為替相場の水準についてはコメントは差し控えておりますというか、できないことはご理解をいただきたいと思います。必要とあればいつでも果断な措置をとるということでございます。
(以上)

