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片山財務大臣兼内閣府特命担当大臣記者会見の概要(令和8年6月24日(水曜日))

【冒頭発言】

まず、アルファベット社の本社の役員さん、日本語が非常にお上手で日本にルーツを持つ方だったのですが、この世界ではそのレベルで日本の方、シリコンバレーでも確か一人しかいないらしいのですが、来られまして、ヒロシ・ロックハイマーさん。同社が今、コードメンダーという、フロンティアAIの中でも、脆弱性を発見するだけではなくて、解決法であるパッチを書いて修復まで自動化するという製品を作っておりまして、7月末に全世界一般提供するのですが、グーグルさんは日本に進出して25年になりますので、ぜひ日本政府のお役に立ちたいとおっしゃって、本日発表で3メガに提供するということで、今日は全銀協の会長行のCISOがいらっしゃったので、そこでお受けいただいたということになりますので、このアルファベットの最新のフロンティアAIの修復機能付きのコードメンダーは今日をもって、3大金融機関の方には提供可能になりました。オープンAIの方はもう始まっておりますし、それからおそらくミュトスの方もベッセント長官と私のこの間の話し合いでは、近々戻ると、今一時停止をしていますが、近々戻すということをおっしゃったので、揃ってくると思います。
 ここの会社の特徴としては、日本に大きな本部があって、それからデータセンターをお持ちなので、ソースコード等も含めて海外に移転することがないのですね。そこが非常に不安要因になっていた部分が金融界からもあったので、良かったかと思いますし、他社においては顧客のデータを一時保管することがあるというような条項が入っている部分もあるのですが、それがデータの保管はいたしませんと、学習目的での利用もいたしませんということになっているので、そこはやはり大規模ですから、そこまでのセキュリティ条項を整えてのことかなと思って、若干そこらへんは安心したところもあります。いずれにしても、これで3社全部比べることができたので、アルファベットのトップのCEOが秋には来日して、総理と私にはぜひ会いたいというお話があったので、官邸の方にもお伝えしようと思っていますが、とにかく技術の動向変化が非常に激しい中で、何がベストかっていうのもどんどん変わっていくのでしょうから、我々としては、まずうちは金融担当大臣ですから、ただ、財務という意味では全部の企業、全部の経済主体ですから、国益に資するように、うまく選択していきたいと思いますし、オープンソースのものが中国製とかで出てきた場合に悪用のリスクがどのぐらいあるのかも含めて、こういったことはおそらくG20の機会に行われるであろうG7でお話があることになるかもしれないと思います。
 それからもう一つ、今日のことではないんですが、金の密輸について発表いたします。警察、警視庁の方はもう22日に公表しておりますが、東京税関と警視庁が共同調査した結果、警視庁が大規模な金密輸入の嫌疑で6名を逮捕しております。これは今日、私がこれを申し上げた後、東京税関から詳細説明をしますが、まさに等身大の人形の中に、金を隠匿して持ってきた上で、金を溶解して形を変えて、所有者を変えて、転売を繰り返して、密輸した金の痕跡を消してしまうというような、極めて組織的なスキームでございました。こうした金密輸の巧妙化・組織化に対するために、税関では、輸入貨物の厳格な検査を徹底し、輸出時においても金の入手経路の審査を厳正化していくこととしております。また、この金の密輸なども含めた収益を含む現金を、海外へ持ち出すいわゆるキャッシュクーリエにつきましても100万円を超える現金の持ち出しについて申告を求めておりまして、無申告の持ち出しにも厳正に対処してまいります。

【質疑応答】

問)これで3大フロンティアAIの対応が決まったということなんですけども、スピード感、大臣が持っている危機感を改めて教えてください。

答)スピード感という意味では、アメリカがすべての金融機関にどういう指示を出したかわからないのですが、米国並みに早いかと思います。まだヨーロッパの方はいろいろ逡巡しておられることがあるようなので、いずれにしても先々は非常に高額なサービスというよりは、ある意味で日米でも議論を引っ張って、G7でも話をしてですね、G7とライク・マインデッド・カントリーズの金融とか、経済安全保障上、守らなきゃならない部分については、きっちりと守って、かつそれが場合によってはオープンソース化して、いいものはそうするし、それから守って、いわゆるこういう特別サービスにしたほうはそうしてということでだんだん出来てくると思いますので、出来るだけ早くそういう対処をした方がいいなと思ってます。

(以上)