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片山財務大臣兼内閣府特命担当大臣臨時閣議後記者会見の概要(令和8年6月3日(水曜日))

【冒頭発言】

先ほどの閣議において令和8年度補正予算を概算決定いたしまして、国会に提出することを決定いたしました。この補正予算は中東情勢が不透明である中、今後の物価動向や経済に与える影響を注視しつつ、国民の皆様の暮らしや経済活動に支障が生じないように適切に判断し、必要に応じてタイムリーに対応するため、リスクの最小化、この観点から資金面で万全の備えをとるべく編成したものであります。今回創設する中東情勢等対応予備費2.5兆円を含む総額3兆1,135億円を計上しています。財務省としてはこの補正予算の一日も早い成立に向けて、その内容の丁寧な説明に努めるなど全力を尽くしてまいりたいと考えております。
 また、昨日も夜遅く、22時半ぐらいにありがとうございました、何社かには早速報じていただいてありがとうございました。昨晩も申し上げましたが米国Anthropicがプロジェクト・グラスウィングに米国以外の組織を含め参加先を拡大する旨を公表したところです。このプロジェクトの新たな参加先には我が国の一部金融機関等も含まれます。改めてこのことをベッセント長官との間で合意してから3週間ちょっとになりますが、そのときは2週間と言っていましたけれども、大体誠意のある範囲かなと思いまして大変そこは感謝しているととともに、日米財務省間ではこのこと以外にも複数のことにつきましても今の国際金融情勢に対応するため様々なことを話し合っておりますので、そういったことの一環で話が進められてよかったと思っております。セキュリティ強化はいずれにしても絶対に欠くことのできないことですし、世界のトップクラスを目指している我が国の金融機関としては、それが他国に遅れるということがあってはならないことなので、このことによって強化がされることに資することは間違いがないですからしっかりと歓迎するとともに、我が国がこの知見を得てサイバーセキュリティの防御方法も生み出していけば国内全体に裨益をいたしますので、そのことも含めて関係機関、特にNCO担当大臣のところとはしっかり連携してまいりたいと思います。

【質疑応答】

問)補正予算案について、野党からは審議日程の短さや内容の不十分さについて指摘をする声が上がっています。また財源についても国債の発行総額が変わらないということですけれども、赤字国債であることに変わりないと。長期金利が上がっている局面で利払費も増えるという中で財務大臣としてこうした行為にどのように対応するか教えてください。

答)まず審議日程等につきまして、国会の審議日程等につきましては、これは国会でひとえにお決めいただくことなので私ども行政の方では申し上げられることがないということはご理解いただきたいと思います。その上で今回の補正予算、リスク最小化の観点から資金面で万全の備えをとるために編成するので、既に取り組んでいるいろいろな施策に加えて重点支援地方交付金の追加措置ですとか中東情勢等対応予備費をはじめ、必要な予備費の追加を行うというものでございますので、ぜひその辺りをしっかりとご理解をいただいて、多くの方々にご賛同いただけるようにしっかりと説明を努めてまいりたいと思っておりますし、財源につきましても今記者さんもおっしゃっていましたが、前年度分の特例国債のうち今後6月までの発行の予定されている3兆円分が税収、税外収入、歳出不要の見込みを踏まえますと実際には発行せずに済む見込みとなって立っているので、このようにしているということから市中への発行総額は増やさないので、マーケットに影響を与えることがなく実行可能と考えている次第であります。

問)為替について聞かせてください。為替が1ドル160円に迫る水準になっています。この水準は先月為替介入をした水準に迫っているということで、今この動向についてどのように見ていらっしゃるか教えてください。

答)いつものように足元の為替動向、特に具体的な水準についてはコメントは差し控えさせていただきます。ですが、為替につきましては必要に応じ、いつでも適切に対応をします。

問)為替について追加でお伺いしますけれども、本日、植田総裁がきさらぎ会で講演されるかと思うんですが、金融政策あるいは日米金利差の縮小が円安トレンドの転換にどれくらい重要な要素と考えているでしょうか。

答)総裁とはこの間もG7でずっとご一緒でしたけれども、いろいろなものの見方が非常に一致しているなと思っておりますし、さらに加えまして我々は金融のオペレーションにつきましては日本銀行の所管であるというふうに日銀法上思っておりますし、また、この間、総裁と総理もお会いになって非常に良いお話し合いをされているようなので、政府の経済政策につきましてもご理解をいただいているものと、かように思っております。私からはそれ以上はないです。

問)補正予算の関連ですけれども、基礎的財政収支、当初の段階だと28年ぶりに黒字に転じていましたけれども、今回の補正を経て再び赤字になったことについてどのように考えていらっしゃいますか。

答)いずれにしてもそういった財政の見方につきましては、今経済財政諮問会議でも非常に多様な面から議論中でございまして、まさにその辺も含めて骨太の方針にどのようにしていくかということがありますので、今私がこの動きについてどうこうとコメントする時点でもないのかなと思いますし、当初予算でPB黒字に回復したのが28年ぶりですけれども、いずれしても補正予算を行う以上はそこに変動が出るということは初めから想定されておりますので、別にそれほどの驚きはないです。

(以上)