【質疑応答】
問)昨日、日経平均株価が初めて一時6万円の大台を超えました。この受け止めをお聞かせください。
答)株価の受け止めについては一般論として高い評価になっていくのは強い経済のシンボルのようでうれしいことですし、サナエノミクスが内外に認められているという部分がなければ上がらないでしょうから、その点についてはよろしいことかと思いますが、日々はいろいろな条件で変わってきますので、6万円になって、今は6万円を切っておりますから、そこまでについてはちょっとコメントは差し控えておきたいと思います。
問)今後は積極財政のかじ取り次第で株価が上下する可能性があると思うんですけれども、今後の政策運営で気をつけること、配慮することについてどのようにお考えでしょうか。
答)責任ある積極財政という路線は不動で、それが評価されて2月の総選挙も大きなご信認を国民からいただいていますので、ぶれずにやってまいりたいと思っております。
問)株が上がる一方で為替の方は160円に迫る推移を続けているという状況かと思います。今の動きをどうご覧になっているのかというのが1つ、それと来週以降、大型の連休を控えていると思います。連休中の海外市場の動きにどう対処されるお考えか、以上2点お願いします。
答)昨日もライブの会見が1つございましたので、そこで再三聞かれたので再三申し上げましたけれども、非常に投機的な動きも見られますから、特に湾岸イラン情勢、石油、WTI等の様々な石油関連の指標絡みと思われるような動きもありまして、その湾岸関係の石油絡みの値動きは極めて荒くて、かつどう考えても投機的な部分が大きいとしか思えない動き方でございますので、それに強く影響されている部分もありますから、こういう投機的な動きに対しては断固として強い措置を取れるということで日米財務大臣共同声明、これに常に依拠して連絡をずっと取り続けておりますし、先週もワシントンで連絡を取りましたし、今も代理ベースでひっきりなしに連休も含めて連絡を取ります。いずれにしてもADB総会がありますので関係者は全部またそこに来ますし、それが明けますとしばらくして今度はパリでG7もありますので、ずっと金融通貨当局間は連絡を取り続けることになると思っております。
問)金の密輸の増加についてです。貿易統計を見ると25年の金の輸出入の差が3兆円超に上るなど金密輸の増加が疑われておりまして、昨年11月に取締り強化が発表されましたが、月別を見ても足元では増加傾向が続いております。今後の対策と密輸の増加が疑われているということについての受け止めをお願いいたします。
答)これは金密輸の状況の深刻さを踏まえて昨年11月に臨時税関長会議を開いて、大臣自ら出ていきまして総合対策を指示いたしまして、全国の税関でしっかり審査・検査の徹底強化と無許可輸入に対しては没収・罰金というのを大幅な引上げでみんなバリバリとやっているところでございます。その上でその動向なんですけれども、2025年の輸出超過は24年で見ると量は横ばいなんですが価格が極端に上がっているので、2.6兆が3.6兆になっていて、これはほとんど価格の方の影響ではあります。ただ、税関がこれだけ見てもやっぱりこの分量が入ってきているという問題はあると思います。足元ですね、さらに強化をした11月というか、12月以降になりますが、2月においての輸出超過の規模は1月に比べるとちょっと増えているんですが、輸出量全体を見ると1月から約3トン減少して20トンが17トンになっているので、厳しくし始めた効果は出ているんじゃないかと思います。輸出入の全部が密輸というわけでも何でもないんですが、いずれにしても非常に深刻な状態は続いていると思いますので、国会等でも与野党問わずに取締・検査機器の配備とか人員の投入を言われておりますので、この密輸対策には一層力を入れてまいりたいと考えております。
問)ベッセント米財務長官が22日に複数のアジア諸国から通貨スワップラインの提供要請があったというご発言をされましたけれども、先日来大臣もベッセント米財務長官とお会いになっているかと思いますが、通貨スワップラインについては話題に上がったのかということと、日本も日銀とFRBで常設のスワップラインを維持していまして、コロナ禍などの特殊な事態のときにはそれを強化したりといった経緯もあるかと思うんですけれども、足元のマーケット情勢を踏まえて米国とのスワップラインの意義、どのようにお考えでしょうか。
答)今においては我々は全くそれについて動いておりませんし、話題も出ておりません。その状況ではないと思います。
(以上)

