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片山財務大臣兼内閣府特命担当大臣記者会見の概要(令和8年3月9日(月曜日))

【冒頭発言】

今日夜9時半から先ほどまでG7財務大臣オンライン会合が開催され、私が出席をいたしました。今回の会合は足下の中東情勢と、それが同地域の安定、世界経済、貿易、及び金融市場に与える影響について議論をいたしました。会合にはG7の財務大臣に加えて、IMF、世界銀行、OECD及びIEA国際エネルギー機関のトップが参加をいたしました。詳細は差し控えますが、まずIEAから、現在のエネルギー市場の状況を踏まえて、ホルムズ海峡がそう時間を置かずに再開されることがいかに大事であるかということと、各国の石油備蓄のいわゆる協調放出ですね、各国の石油備蓄の放出に早急に取り組むべき旨、呼びかけがありました。またIMFからは為替市場を含む金融市場や世界経済に与える影響について、説明がありました。私からは、まず、原油高を受けた株式市場及び為替を含む日本の金融市場の変動についてご説明をいたしました。また、ホルムズ海峡の状況については、同海峡を経由する海上輸送は、我が国を含むアジア各国のエネルギーの安定供給確保や、国際的なエネルギー市場の安定にとって極めて重要であること、そしてトランプ大統領が表明した、国際開発金融公社DFCによる海上保険提供の取組、これについては米国財務長官から非常に詳細な説明がありましたが、これをしっかりやっていただけるならやってほしいということと、それからイギリスの財務大臣からロイズも再保険を受けているという公式なご説明があったので、そうであれば両方で協力して我々を助けてくれとはっきり申し入れておきました。またIEA加盟国による原油備蓄の協調放出については、我々財務大臣から所管大臣に働きかけるべきこと等を発言いたしました。その上で、中東をめぐる状況が刻々と変化している中で、引き続き、我々G7財務大臣の間で緊密な情報共有に努めて、必要なメッセージと施策をタイムリーに打ち出していかなければいけないと。そのために連携していくべきことを指摘いたしました。会合の結果は本当に、フランスの財務大臣が責任者なんですけれども、早くマーケットに出したいというふうに珍しく彼らが言って、1時間以内には正式にリリースされて、今私が申し上げたようなものを含む内容となると思います。今般の中東情勢を受けて、G7が今後も、エネルギー市場の動向を注視して、石油備蓄の放出など世界のエネルギー供給を支える措置、その他必要な対応を講じることで一致したということは、非常に大きな成果と考えております。こういった内容になると思います。

【質疑応答】

問)今日の会合の位置づけなんですけれども、中東情勢を受けて緊急にG7の閣僚の皆さんが集まったということでよろしいでしょうか。

答)それでよろしいと思いますが、先週フランスのランスでG7のD会合がありまして、その場もこの状況ですから中東情勢、今申し上げたような石油問題、石油エネルギー問題、これが世界経済や金融為替市場に与える影響、どうすべきかみたいな議論になって、それで財務大臣会合を開くべきだという声になり、私もそのように強く申し上げた1人ですが、多くの国がそのように主張してこのようになったと理解をしております。

問)石油の協調放出についてですが、大臣も働きかけをしていくということですけれども、その意義ですね、そもそもの原油高を永続的に止めるものではないと思いますけれども、ただ一方で意義はあると思います。その意義についてご説明をお伺いできますでしょうか。

答)意義においてはこのリリースが出た後に多分IEAのトップが非常によく説明されると思いましたが、つまり全体のストックですね、それがどうであるかについて、やはり誤解されている部分があるんじゃないかと、いつものことですけれども。あるところにはあるんでしょうし、それを見せるためにはやはり協調放出、それもIEAのトップはほかの国にも働きかけているとおっしゃっていました。IEA以外もという意味ですね。つまり世界中のそれができる全てということで、これをやれるということ自体が非常に意味のあるというご説明をされておりました、プロフェッショナルに。

問)日本以外で、もし教えていただければ何か国が支持されたかというのは分かりますか。

答)この形でコミュニケがまとまるということは、全参加国プラス世界的な国際機関ということだと思いますけれども。

問)重大なことなので重ねて確認させていただきたいんですが、今日の会合に参加された国は政府として石油備蓄の協調放出について原則、方向性としては合意、協力していくことで合意という理解でよろしいでしょうか。

答)厳密には文書がすぐ出てまいりますので、つまり読んでいただければ分かるような書き方で、備蓄の放出を含めた具体的な措置について、それをある程度慫慂するというか、そういうことで一致したということでしょうね。

問)これはまだ放出を実際行うでありますとか、どれだけの量を行うとか、そういったことについてはまだこれから議論するのでしょうか。

答)もちろんフランスの議長はご本人がエネルギー大臣を兼ねているので、既にほかのエネルギー大臣ともお話をして、非常に近々、このG7エネルギー大臣会合もやるとおっしゃっていましたので、そういうことと私ども財務大臣の側は理解をいたしました。

問)これも大事なので改めて確認なんですけれども、今日の参加者、G7とどなたかという、IMFやIEAでしょうか。

答)G7にはEUが入ります。それからヨーロッパの金融界代表というのもまた別途入っておられて、それにIMF、世銀、IEA、OECD、ご説明を長くされたのはまずIEAで、それからIMF。ゲオルギエヴァ専務理事が今日、日本に来ていまして、先ほどまでご一緒しておりました。総理にも表敬されました。それから世界銀行はバンガ総裁がいなかったので、その代理の方。いずれも発言されました。

問)IEAはビロル局長ですね。

答)はい、もちろん。

問)改めて先ほどの協調備蓄のところ、G7で一致したというところで、日本政府としても今後この方向性に向けて具体的な手続をとっていくということなのでしょうか。

答)それは明日でも近々でもエネルギー大臣会合をG7はやるということで、具体的なことはそれからでしょうし、当然首脳レベルにもものすごく早いタイミングで上がっていくと思います。

(以上)