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片山財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(令和7年12月12日(金曜日))

【質疑応答】

問)与党の税制調査会で来年度の税制改正大綱の議論が佳境を迎えていますが、賃上げ促進税制について対象から大企業を除外する方向となっています。高市政権は政策効果の低い租税特別措置の廃止を含めて見直す方針を示しており、ガソリン・軽油の暫定税率廃止や教育無償化の実施に伴う財源として期待されていますが、租特見直し担当大臣として税調でのこれまでの租税特別措置の見直し議論をどう評価しているのかお伺いできますか。

答)この時期になってまいりますと、非常に財務大臣の発言は難しいんですね。何も聞いていないと言ったら嘘になりますが、ただ与党でまだバリバリやっているところですので、方向性を私から指し示すこともできないんですが、もう既に決まったこととして今お話になったように高額なもの、法人税系の高額なものは見直すということで賃上げ税制と名前が出て、大体そういう方向の議論がなされているということは事務方から上がってきておりますので、その方向性として私は特に異存はないんですが、細部に重要性が宿っているわけですね、租特って。その細部のことはちょっとまだ最終決定していないので申し上げられないんですが、いずれにしても租特はこの税調が終わった後が主になるとは思いますが、4月以降に見直しに向けて、また別の新たな視点で考えていくというのが今度の租特と補助金・基金等の見直しの本格開始、日本版DOGEのミッションですから、それに向けていろいろとヒントを得つつ、日々やっています。

問)今年も残すところあと20日ですが、今日は清水の今年の漢字一字が発表されますけれども、大臣にとって就任して2か月弱の漢字一字と、そこに込められた思いというのを聞かせていただけますでしょうか。

答)お話がありましたので実は閣議で筆ペンをいっぱい使いますし、書いてきてあるので、私、予想は絶対このどっちか(「高」か「米」)じゃないかなと思っていて、今年の政治はやっぱり米で始まりましたし、これが高くなったということはやっぱり古今東西、日本の政治としては、かまどの煙を気にする政治ですから絶対重要なんですが、それが年後半、高市政権の成立につながって幸せなことにまだ支持率が高いですが、米もまだ高い。そして物価高対策を我々一生懸命やっていると。さらにドル高や、金利なんかも高いという字が非常にクローズアップされたんですが、どっちかなと。漢検さん、毎年悩んでいらっしゃるんですが、経験則上、あんまり画数の多いのは選ばれないんですよね。あの場であれを書くのは多分とっても大変だと思うので、だからこの後にもうちょっと画の多いところで「熊」とかおっしゃる方もいるんですが、結構それは大変かなと思って、この両方のどちらかではないかなと、私の中でも印象が強いのはこの2つかなと思っています。

問)大臣の中であえて言えば、どちらですか。

答)いえ、それは決め切れなかったので両方持ってきました。何時に発表でしたっけ。

問)午後2時ですね。

答)では、時間があんまりないですね。そんな感じです。

(以上)