【冒頭発言】
【質疑応答】
問)先般、昨日、総合経済対策の原案を与党に提示されましたが、物価高対策への危機管理投資など必要な政策分野を積み上げていく上で財源的な裏づけとなる今年度の補正予算、どの程度の規模で歳出規模が上る見通しかお伺いできますでしょうか。もう1点、12日の経済財政諮問会議では複数の民間議員から前年度の13.9兆円を上回る規模の歳出が必要だという意見が出ました。前年度を上回る規模の大型補正が必要かどうかについて大臣のご所見をお伺いできますでしょうか。
答)ご指摘のとおり昨日政府としては与党に原案をお示しして、引き続きまだご議論いただく部分もありますが、おおむねそういう第1回ができましたので、最初の諮問会議ではこれもご指摘のように未来への不安を希望に変える取組としてはまず経済対策の策定を早くちゃんとやってほしいし、委員の先生からそういうご意見も出たということはもちろん承知しておりまして、私からも物価高対応、そして強い経済の構築、これは様々な政策手法を総動員して必要な施策を全部積み上げるということでやっていくという旨を申し上げました。ただ、まだ今折衝中でございますので、金額が固まり切ったということではありませんが、責任ある積極財政を掲げた政権でございますので、それにふさわしいものにはなるし、しなければいけないとは思っております。
問)10日の衆議院予算委員会のことでお伺いしたいんですが、大臣は森友事件で亡くなった赤木俊夫さんについてお悔やみを述べる際に上を向いて、傍聴席の方を見た上でお辞儀されていました。これはあまり普段ないことだと思いますが、なぜ傍聴席の方を向かれたんでしょうか。
答)まずこの場でも繰り返して申し上げたいのですけれども、本当にすばらしい志ですばらしいお仕事をしていただいていた赤木さんが公務に起因して亡くなられたという、しかも自死という結果についてはこの場でもまた心よりお詫びを申し上げたいと思っておりますし、予算委員会においては川内委員から冒頭に赤木俊夫さんのご遺族が傍聴席にいらっしゃるとおっしゃったものですから、私の方からはちょっと私も老眼で傍聴席のお顔が見えないので、どの方かを確認はできないけど、いらっしゃるということであれば、そちらの方を向いてお詫びをするので頭を下げるのが当然かなと思ってそちらの方を向かせていただいたんだと思います。
問)同じ質疑の中で債権が発生する評価調書が添付されていなかったという問題について大臣は、権利があるとしたら添付されていないことを恐らく把握していたと言われた後で失念していたと、必要なことを失念していたというふうにも述べています。でも把握していたのと失念したのとでは矛盾があると思うんですよ。それはどちらが正しいんでしょうか。
答)この取引についても何回もいろいろなところでご説明はしているんですが、近畿財務局側は評価調書を作成するとともに航空局に通知を送付する際に当該評価調書を添付する必要があった、これはルールですけれども、実際には評価調書の作成を失念していたということでございまして、その上で近畿財務局においては通知に評価調書が添付されていないこと自体は航空局に送付した時点から把握していたということで、答弁ではそこまでの細かいことは要求されていなかったので、そういうことでございます。そもそも当該評価調書の送付が必要であること自体を失念していたようだというふうに私どもは聞いておりまして、その旨を答弁させていただいたので、全部を今言ったような長さで読むことができなかったので、誤解が生じたら申し訳ないと思っています。
(以上)

