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加藤財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(令和7年4月1日(火曜日))

【冒頭発言】

例年実施しております予算執行調査について、令和7年度は計30件の調査を実施することといたしました。
 予算が効率的・効果的に執行されているかを調査し、その結果を今後の予算編成などに活用してまいりたいと考えております。

【質疑応答】

問)物価高対策についてお伺いします。与党から強力な物価高対策を求める声が出ています。昨年11月には経済対策をまとめ、また昨日成立した25年度予算はこれから施行が始まる段階ですが、さらなる対策が必要とお考えかどうかをお聞かせください。

答)政府としては、物価動向やその上昇が家計や事業活動に与える影響に対して、細心の注意を払っているところであります。
 その上で、令和6年度補正予算で措置した施策を迅速かつ効果的に実施をする、また令和7年度予算、税制改正法案は昨日成立をいたしましたが、それらに盛り込まれた所得税の減税、高校無償化の先行措置などの物価高の克服にも資する措置を着実に実施することが重要と考えております。

問)SBI証券でフィシング詐欺やマルウェアによって顧客のIDが乗っ取られまして、不正取引があったことが明らかになりました。また、楽天証券の不正取引をめぐっては、低位株が不自然に乱高下する事例が頻発しておりまして、関連性を疑う声も上がっています。少なくとも個社の問題ではないのではないかと思われる状況になってまいりましたが、改めまして大臣のご所感を伺えればと思います。
 また、日証協が会員向けにセキュリティ対策をするように注意喚起をしておりますけれども、金融庁として何らかの対策をとる意向があるかも伺えればと思います。

答)まず、それぞれの社におかれて不正取引の内容について精査がされていると承知しております。大事なことは、各顧客の取引の状況を踏まえながら、どのような対応をすべきかについて適切に検討がなされるものと思っております。
 金融庁としても、そうした状況の確認を行いながら、顧客対応に万全が期されるよう求めていきたいと考えております。

(以上)