【冒頭発言】
私は北海道、地理的に言えば中心部なのですが山間部でございます。経歴を簡単に言えば、大体来年で30年になりますが、旭川市議会、北海道議会、そして3年前の衆議院議員選挙で初当選をさせていただいたところでございます。
これまで自由民主党において、特に一次産業等の委員会であったり、そしてどちらかというと災害等々、インフラ整備、そういった所管のところに力を入れてきたわけであります。かなり豪雪・寒冷地帯という私の育ったところの特性もありまして、そういったところで積み重ねてきた部分が非常にあります。そういった面でこういった経験を生かしながら、この職責もさらに全うしていきたいと思いますので、どうか皆様方よろしくお願いを申し上げたいと思います。
横におられる土田政務官共々、加藤大臣をお支えしてまいりたいと、このように思っております。
土田政務官) 皆様こんばんは。このたび政務官を拝命いたしました土田慎でございます。
私は大学を卒業してから民間企業で勤務をして、また国会議員の秘書を経て、2021年の衆議院総選挙で初当選をさせていただき、先般の衆議院選挙で2回目の当選をさせていただきました。
今までデジタル大臣政務官をやっておりましたけれども、当選させていただいてから、経済産業委員会であったり厚生労働委員会に所属をして議論に参画をしてきました。
隣にいらっしゃる東政務官と一緒に、また両副大臣と一緒に加藤大臣を支えていきたいと思いますので、引き続き皆様のご指導も賜りますよう、よろしくお願いします。
【質疑応答】
問)定例的な質問になって恐縮なのですが、お二方の政務官に就任されての抱負を改めてよろしくお願いします。
東政務官)やはり与党の一員としての政務官への就任ということでございます。石破総理の所信表明も皆様方ご承知のとおりでございますけれども、その方針に沿って、日本経済のデフレ脱却、そういったものを確かなものとして、賃上げと投資が牽引する成長型経済、そういったことを実現してまいりたいと、このように思っております。
様々な個別具体的な政策がそのためにありますけれども、特に価格転嫁の徹底や省力化投資の推進、賃上げ環境の整備、そういった成長力に資する国内投資促進、そういったことがやはり肝要だと私は思っております。
地方議員として少し長かったものですから、現場現場の声を1つ1つ聞きながら、そういった中での個別具体的な政策課題の解決というものを、これまでもしてまいったつもりでありますけれども、また今後も全力を以て対策を講じていきたいと、このように思っております。
土田政務官) 正直この財務省というと、今日ここにいらっしゃっている皆様方は、日頃から財務省に出入りをして職員の皆さんと会っていろいろと話をしているので、どのようなものかということをすごく肌身に感じておられるのだというように思っておりますけれども、国民の皆様方からすると財務省というのは、知ってはいるけれども正直何をやっているのかよく分からないという方も多く、だからこそ、たまに何か巨悪のように話されてしまうようなことがあるかと思います。
しかし、一人一人生身の職員、人間が志を持って財務省内で働いているわけですから、そういった一人一人の方が思いきり働ける、そのような環境づくりにしっかりとこれから取り組んでいきたいなというように思っております。
問)お二人に財政に対する考え方についてお伺いしたいのですけれども、経済あっての財政ということを政府としても言われてきたかと思いますけれども、改めていろいろと財政出動すべきという圧力が強まっている中、この国の財政規律というのをどのように守っていくべきとお考えなのかということと、あと土田政務官にお伺いしたいのですが、今巨悪のように財務省が話されてしまう、まさに私もそのように感じているところなのですが、具体的にどうしたら国民の理解を得られるのか、今お考えのところがあれば教えてください。
東政務官) 確かに各個別の分野や地域等々で積極財政を期待する声が大きいことも承知をしているところでございます。ただ、日本経済を長期的な観点であったり、やはり孫の時代まで豊かな日本を引き継ぐ中では、考え方の1つとして財政規律というところは欠かすことができないものだと私は考えております。
そこは投資、人への投資であったり、様々なインフラの整備も講じつつ、今の直近の物価高、そしてエネルギー価格等々で象徴されるような高騰化されているところの対処というのは、中長期と、そして短期に分けて講じていかなければならないと思っております。
いずれにせよ、国民の皆様が安心をする、将来的に安心をしなければ投資意欲も湧かないわけでありますので、その安心という面ではやはり財政規律という観点も、私はバランスとして必要ではないかというように考えておりますので、そういったことを大臣、副大臣等々のご指導をいただきながら講じていきたいと、このように思っています。
土田政務官) 今、東政務官の方から詳細にお話しいただきましたけれども、1点目に関しては、私も当然経済あっての財政だという考えの下、ただ、こういった局面においては機動的に財政出動に対応していかなければならないというように思っていますので、その局面局面でしっかりと適時適切に判断していくものだというように思っています。
一方で当然、財政健全化の旗というものはしっかりと掲げ続けていかないといけないものだというように思っておりますので、適時適切に皆様と相談をしながら、またご指導を仰ぎながら仕事をしてまいりたいというように思っております。
2点目の部分に関してですけれども、いろいろな要素があるというように思います。ただ、1つ私が個人的に思っていることとして、財務省の仕事の内容は説明しようとしても結構言葉が難しいですよね。財務省の仕事の内容は広いですけれども、国民の皆様に知っていただくために、言葉ももっと分かりやすく発信をしていくことも1つ大事なのかなというようにも思っています。
例えば今いろいろ話が出ていますけれども、控除1つとってもいろいろな控除があり、ともすれば我々であっても、これ何の話だったっけと迷ってしまうようなワードなどもいろいろとありますが、できる限り発信する際には分かりやすいように、日頃税にそれほど仕事として関わっていない人にもご理解していただけるように、分かりやすい発信ということも心がけていく、こういったことも1つなのではないかなというようにも思っています。
(以上)