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鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(令和5年4月25日(火曜日))

【質疑応答】

問)防衛財源について、自民党内では国への寄附を推進し財源に充てる声があります。国への寄附を推進して防衛財源に充てることに関する課題と、この案に対する大臣にお考えを伺えますでしょうか。

答)防衛力強化に必要となる財源の確保に向けまして、現在、国会において、防衛財源確保法案のご審議をいただいているところですが、与党におきましても、様々な論点から議論を進めていただいていると、そのように承知をしております。
  政府としては、防衛財源の確保に当たっては、国民の負担をできるだけ抑えるべく、税外収入の確保など、あらゆる工夫を行うことで、捻出することとしております。
 その上で、ご指摘のありました防衛力整備を目的とした国に対する寄附制度の導入につきましては、特定の政策について、予算外の収入で賄うこととなった場合、国会における予算審議等の観点からどう考えるか、また、事実上、半強制の寄附となったり、あるいは一部の団体や個人などから多額の寄附があった場合、結果として、行政の公平性に疑念を持たれるようなことにならないかといった課題もあると考えております。
 いずれにいたしましても、将来にわたって維持・強化していく防衛力を支えるために必要な財源の確保に向けまして、関係省庁とよく連携をして、最大限取り組んでまいりたいと思います。

(以上)