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鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣繰上げ閣議後記者会見の概要(令和5年1月23日(月曜日))

【冒頭発言】

令和5年度予算につきましては、計数整理等を完了いたしまして、先程開かれました閣議におきまして国会に提出することを決定いたしました。
 令和5年度予算は、歴史の転換期にあって、日本が直面する内外の重要課題の解決に道筋をつけ、未来を切り拓くため、必要なものであります。
 本予算の一日も早い成立に向けて力を尽くしてまいりたいと思います。

【質疑応答】

問)今のご発言に関連しまして、改めまして本日通常国会が召集されて23年度の予算案と、あと財務省提出の法案も審議されます。改めまして予算案の理解をどのように求められて審議に臨まれますでしょうか、大臣のお考えをお願いいたします。

答)先程申し上げましたとおり、令和5年度予算、歴史の転換期にあって、日本が直面する内外の重要課題の解決に道筋をつけて、未来を切り拓くための予算と、こういう位置づけをしております。
 具体的には、1つは、防衛力の抜本的な強化でありまして、新たに策定された国家安全保障戦略等の下で、防衛力の抜本的な強化やその裏付けとなる財源の確保、それからこども・子育て支援の強化、本年4月に設置されますこども家庭庁を司令塔として、こども・子育て支援の強化をしていく。それからGX・DXでありますが、GXの実現に向けた成長志向型カーボンプライシングによる民間投資を支援する仕組みの創設、それからDX、デジタル田園都市国家構想の下での地方公共団体のデジタル実装の加速化や地方創生に資する取組への支援、こうしたものなど現下の重要課題に正面から向き合って、一定の道筋をつけるものとしております。
 まず、この予算及び関連する法案の国会での速やかな成立を図っていきたいと考えております。
 国会の審議に当たりましては、この予算に盛り込まれたような、岸田政権の重要課題に対する取組につきまして、丁寧に説明をして、そして国民のご理解、ご支持をいただけるようにしなければならないと考えております。

問)日銀が金融政策の一部を修正した12月の決定会合で、途中政府の出席者からの申し出で37分間の中断があったということなんですけれども、この間は大臣の見解を聞くための中断だったのか、これについて教えてください。

答)政策決定会合のときにはそうした時間をとって、財務省の方にこうした意向があるということについての意向確認、いつも副大臣が出席しておりますけれども、副大臣の方から財務省の方に連絡があると、そういう事実であります。

問)この日についても大臣に、こういう政策でいきたいという申し出があったという理解でよろしいでしょうか。

答)私については、こういう意見があるということを発表前に報告がありました。

問)関連なんですけれども、昨日総理が番組の方で日銀の総裁人事について人事案を国会に来月提出するということをお話しされたんですけれども、大臣にもご報告があったんでしょうか。

答)ありません。

(以上)