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鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(令和4年4月19日(火曜日))

【質疑応答】

問)政府の物価高対策について木原副長官が17日のテレビ番組で参院選の日程との兼ね合いから今国会中の補正予算の成立は難しいとの見解を示されました。公明党は引き続き今国会での補正予算の編成と成立を求めていますが、政府の検討状況と大臣のお考えをお聞かせください。

答)たびたびお答えをしているところでございますが、政府といたしましては直面する危機に緊急かつ機動的に対応するため、これまでに成立した令和3年度の補正予算や令和4年度予算を迅速かつ着実に執行するとともに、新たな財源措置を伴うものについてはまずは予備費を活用した迅速な対応を優先していくこととしておりまして、決まっていることはここまでということであります。その上で原油価格、物価高騰等への対策については公明党を含め与野党から様々なご意見がご提言をいただいているところでありますが、総理の指示を踏まえまして関係省庁において盛り込む施策等を今鋭意検討しているところでございます。財務省といたしましても4月中の取りまとめに向けまして関係省庁、それから与党と十分連携しながら取り組んでいきたいと考えております。

問)まず明日から始まるG20に関して正式にご参加されるのかということと、あと全く違う趣旨の質問なんですけれども、靖国神社で21日から22日の2日間で春季例大祭が開催されますけれども、国際会議の日程とかぶっているので出席は難しいと思うんですけれども、何か代理でのご出席とか、あるいは真榊など供物を奉納されたりとか、そうしたお考えというのはございますでしょうか。

答)まずG20の会合につきましては先程の閣議でも出張が正式に認められたということでございまして、今日の夕方、午後に出発をしたいと思っております。それから靖国神社の参拝につきましては、私は今までみんなで靖国神社に参拝する会に参加しながら参拝したことはございますが、ここ数年は主に秘書が代理で参拝しているということであります。あとは、奉納等はいたしておりません。

問)為替が昨日ニューヨークの市場で1ドル127円台をつけておりまして、今日の東京市場でも127円台をつけておりますが、大臣の受け止めを伺えますでしょうか。

答)為替の水準ということにつきましては私の発言が変に影響してもいけませんのでコメントはいたしませんけれども、やはり為替の安定が重要でありまして、殊にも急速な変動は望ましくないと思ってございます。政府として最近の円安の進行も含めまして為替市場の動向、それから経済に対する影響、これを緊張感持って注視をしているところでございます。対応ということで言えば、これまでG7等で合意された考え方、すなわち為替レートは市場において決定される、為替市場における行動に関し緊密に協議する、過度の変動や無秩序な動きは経済や金融の安定に悪影響を与え得るといった考え方に基づきまして米国等の通貨当局と緊密な意思疎通を図りながら適切に対応しなければならないと思っております。

問)為替の質問でお伺いしたいことがあります。さらなる円安を阻止するために政策対応として為替介入、あるいは日銀の金融政策等、どのような手段があるのか、お考えをお聞かせください。

答)先程申し述べました基本的考え方で対応していきたいと思っております。それ以上のことにつきましてはいろいろ影響もありますのでコメントは控えたいと思います。

(以上)