このページの本文へ移動

鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(令和4年4月8日(金曜日))

【質疑応答】

問)ロシアへの追加制裁についてお伺いします。バイデン政権が昨日、最大手のズベルバンクとアルファ銀行の資産を資産凍結すると発表しました。G7に名を連ねる米国が追加制裁措置をとったということで日本政府として、同様もしくは新たな追加措置をとる考えはあるのでしょうか、所見を伺えますでしょうか。

答)ロシア軍の行為によりましてウクライナにおいて多くの市民の方々が犠牲になっていることを受けまして、米国が、6日、追加制裁措置を発表したことは承知をしております。
 そして昨日、4月7日発表されましたG7首脳声明では、ロシアにとって侵略の代償をさらに高めるため、G7で協調して、ロシア経済の主要分野への新規投資を禁止する、ロシアの銀行を引き続き国際金融システムから遮断する、ロシアの支配層等に対する取組を強化し、追加的な個人・団体に対する制裁を科す等の措置をとることとされております。
 そして我が国の立場でございますが、さらなる制裁措置につきましては、予断を持って申し上げることは控えますけれども、G7首脳声明も踏まえつつ、関係大臣と連携して、迅速に対応すべく、調整をしてまいりたいと思っています。

問)今月開かれるG20の会議について、アメリカのイエレン財務長官はロシアが参加する場合には欠席の意向を示していますけれども、大臣のご自身の出席について現在どのようにお考えでしょうか。

答)国際会議に関するアメリカの対応については、私から何か申し上げることはありませんが、3月24日に公表されましたG7首脳声明では、ロシアによるウクライナに対する侵略を受けまして、「国際機関や多国間フォーラムは、もはやこれまでどおりにロシアとの間で活動を行うべきではない」ということが確認をされたと承知をしております。
 日本としまして、こうしたG7首脳声明で示された考え方も踏まえまして、G7各国やG20議長国のインドネシア等と緊密に連携しながら、適切に対応していきたいと思っております。

(以上)