【冒頭発言】
今回鈴木大臣からは税制改正、それから国際金融関係につき担当するように指示を受けております。麻生大臣から新しい鈴木大臣に代わりましたので、足を引っ張らないようにしっかり伊藤副大臣と共に、鈴木大臣をお支えしてまいりたいと思っております。政務のうち僕だけが参議院議員でありますので、当面は在京当番を代わるということで、まずはお支えをしていきたいというふうに思っています。
とりあえず私からは以上であります。
【質疑応答】
問)現状コロナ対応で、財政運営が厳しさを増しております。これから22年度の予算編成や税制改正、更には21年度補正予算の編成が本格化すると思いますが、ご就任に際しまして、我が国の経済財政の現状に対するご所見と今後の抱負をお伺いします。
答)既に今ご質問の中で経済状況については厳しいというお話がありました。それはそれで確かだと思いますけれども、総じて見れば持ち直しの動きも見られるというふうにも承知をしております。一方で日本の財政ですけれども、これはコロナ対応により一層厳しさが増したという点が1つと、コロナ以前から少子化、高齢化に伴う日本の財政の特に社会保障に関する受益と負担のアンバランスというものは、以前からも指摘をされ、構造的課題を抱えてきたことは、もう皆様方も承知のとおりであると思います。今後の財政運営につきましては、まずはやっぱりコロナ対応、これに万全を尽くすということ、それからこれまでと変わりませんけれども、歳入歳出両面における改革と、それから経済再生と財政再建の両立と、とにかく困難な問題が山積をしていますけれども、鈴木大臣をお支えしつつ、着実に一歩ずつ前に進めていきたいというふうに思っております。
問)副大臣ご自身として自分自身の強みですとか、どういった力を発揮するのが自分の役割だとお感じになられているかについてお伺いできればと思います。
答)強みというものは、それほどあるとは思いませんけれども、ちょっと冒頭自分自身の自己紹介をさせていただきましたが、国会対応というところに多くのこの11年余りの議員活動を割いてまいりました。特に参議院において、もうお亡くなりになったんですけれども、吉田博美という幹事長の下で、3年間特別補佐ということを務めさせていただきました。やはり特に参議院においては野党との関係、それからまた衆議院とは違う文化等々がありますので、そういう人間関係、そういうものをしっかりとこれまでも構築をする努力を続けてきたつもりでありますので、財務省の思い、考え方を謙虚に丁寧に伝えることによって、政治を前に進めるための役に立てればと思っております。
問)麻生派の会長でもあられる麻生前大臣、副大臣就任に当たって、何か激励なりそういったお言葉みたいなものをかけられたりしたことはあったでしょうか。
答)しっかりやれと。気負わずに、何と言うんですかね、やっぱり人を大切にしてしっかりやっていけと。財務省にもいい奴がたくさんおるというようなアドバイスだったと思います。
(以上)