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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣記者会見の概要(令和3年9月29日(水曜日))

【冒頭発言】

本日、G7の財務大臣会合がウェブで行われたので、国際課税についてずっと議論になっているので、この点で幾つかの合意が得られたということだと思っています。これで意見のすり合わせを行って、10月の最終合意に向けて臨むことにしたいと思っています。なかなか詳細を言えないのは、ほかの国、G7以外の国にしてみれば、ちょっと待てと。お前らだけで合意したって何の意味があるんだというような話になって、G7がフライング気味で何というのは避けたいと思っていますので、詳細についてちょっと言えませんので、幾つかの点で合意が得られたということ以上はちょっと、今日のことで言えることはありません。

【質疑応答】

問)法人税の改革についてなんですけれども、なかなか言えないお話もあるということだったんですが、今日、最低法人税率について具体的にどういう議論があって、今の段階でどういった課題が残されていると大臣は考えていらっしゃいますでしょうか。

答)ミニマム課税という話で例のパーセントの数字が出てくるんですけれども、たくさん出せという途上国と出す方の立場になる大きな会社を持っている国、日本もその一番のところかもしれませんけれども、そういったのでどの程度の数字が望ましいというのに関しては全く、出す方ともらえる方とじゃ意見が非常に大きく違っていますので、ちょっと具体的な数字がどの程度になるというのは今の段階では言えないということなんだと思っていますので、適用を除外するというものの水準なんていうのが一番、制度の全体としては大きなところなんですけれども、一時各国、法人税の引下げ競争というのをやっていましたからね。みんな自分で首を絞めているみたいな話はやめた方がいいんじゃないかという話を随分前に申し上げてスタートしたんですけれども、企業の公平な負担というのをしてもらわないと、こっちがつくった公共財を全部タダで使って、何の負担も、使った会社は全然負担していないということになっていますから、そういったのではやっぱり企業間の公平な競争というのに著しく反しているんじゃないのというところで、そういった競争状況をある程度確保するというのをやらないと今のようなデジタルを使ったビジネスということになると、そこはなかなか今の法律ではできないということだと思いますので、第2の柱の合意に沿った内容になっていくということで最終的に落ち着かせないかんところなんですよ。なんですけれども、取る方はもっと出せという話ですから、そこはなかなか簡単な合意は得られにくいということでしょうね。

問)先程、冒頭でG7で幾つかの合意が得られたというふうにもおっしゃいましたけれども、歴史的な合意に向けて今何合目ぐらいまで来ているとお考えですか。

答)こういうの好きだからね、皆さんは。言うとそれがあたかも、でき上がったように大きく書かれて、それが結果的に足引っ張ってぶち壊しになるみたいなところがあるから、なかなか言えません、今の話は。昔はそういうのによく乗らされてね、本当にえらい後で痛い目に遭いましたから、年食ったら大分すれてきました、こっちも。

問)今の関連になるんですけれども、隔たりといいますか、低課税国との間の意見の隔たりというところもあるかと思うんですけれども、そういった中で今回G7で会って話し合ったと。そうする中である意味でどうしていくかという方向性、交渉の進め方をある程度、合意ができていったと、そういう方向だと思うんですけれども、そのことによって最終合意に向けて手応えといいますか、どれだけ可能性が高まったというふうに思われますでしょうか。

答)前回に比べてさらに高まったね。それは間違いなく言えると思いますね。前回もウェブでやったときでしたけれども、あの頃はちょっとまだ幾つか問題点がありましたけれども、大筋で結構煮詰まってきたなという感じがしますから、何合目とかという話より表現は、定義が不明ですから、そういう話はちょっと乗れませんけれども、前回に比べればさらに話は詰まったなという感じはします。

問)G7後のぶら下がりであるということで誠に恐縮ではあるんですけれども、今日総裁選、岸田氏が選出をされました。このことについて大臣の受け止めを伺えればと思います。

答)総裁選の、そうですね、岸田候補が結果的に御社の予想よりはるかに差がついて勝ったね。私共としては岸田文雄、俺より長く、政調会長、俺は2年、あの人は3年ぐらいやっていないかね。外務大臣も、俺も2回やったけど、あちらは4年ぐらいやっておられるんだと思います。あんまり正確な記憶じゃないけど。党務もやっておられるし、内政も外政も明るい方ですし、この総裁選挙を通じて、今日の記者会見を見ても総裁の顔になっておられるなという感じはしましたけどね。私の正直な実感はそんなところですね。いずれにしても今、コロナの話にしても、経済の景気の気の部分を取り戻す話にしても、外交とか経済安全保障とかいろいろ今必要なことをさっと言っておられましたので、ああという感じがしたので、これから日本の舵取りをされていく立場の総理大臣をやるんですけれども、いい方が選ばれたんじゃないかなと、そういう感じがしますけどね。

問)重ねて恐縮なんですけれども、これまで河野さんも大臣の支援を求めておられたと思いますけれども、大臣は今日の総裁選の投票に当たっては岸田さんと河野さん、どちらを。

答)言うと思う? 答えです、それが。

問)重ねてで恐縮なんですが、前回のG7後の会見では河野大臣について、勝たない選挙なら勝ちに行かなきゃ駄目だよということをお伝えされていたかと思うんですけれども、河野太郎氏が今回負けてしまったことについてはどのように受け止めておられますでしょうか。

答)そうですね、あの、選挙というのは、これで2回目かな、あなたたちが知らないのがあるから3回目なんですけど、実質は。やろうとされたんですけど、うまくいかなかったということですけれども。選挙というのは負けるとやっぱり支援してくれた人達に迷惑がかかりますからね。やっぱりやる以上は勝たないかんというところで臨まないと、とにかくそういった意味では今回負けて非常に残念な思いをしておられるんだと思いますね。周りの支援された方も。実際負けたと。選挙というのは負けるとしんどいですよ。だからそういった意味では、いろいろな意味でいい勉強をされた、経験をされたんだと思います。総裁選挙をやることによっていろいろな課題が、国会で出てこないような課題が、みんな話をされて、議題になって広く国民の間で、自民党の中で例えば皇室典範の話にしても、エネルギーの話にしても、憲法の話にしても、いろいろな話が行われていますので、そういったのが結構表に出たかなというのはいいところなんじゃないんですかね。僕は総裁選挙というのは、国会の論議では出てこないところが多く出てくるところがいいところなんじゃないかと、僕はそう思っていますけどね。

問)たびたびで、かつG7以外のことで大変恐縮なんですけれども、「ゴルゴ13」のさいとう・たかをさんが亡くなられまして、大臣としてもし受け止めがございましたら伺いたく思います。

答)「ゴルゴ13」と言ったらデューク東郷というんだけど、何でデューク東郷と言うか知っている。 知らない。 何回か、あの人と飯食ったり対談したことがありますので、あれは弘兼憲史さんだったかな、誰かが一緒になったんだけど、全然勉強しなかったんだって。学校のときに全部、答案は白紙で出していたらしいんだな。おい、齊藤って。あれ本名だから、齊藤、お前、白紙で出すのは勝手だけど責任をとらないと駄目だと。名前ぐらい書けんだろう、書けといって怒鳴りつけた先生の名前が東郷さん。はい、知っていた人? みんな読んでいないね。そういう基礎知識ぐらい持っていた方がいいよ。そういうのをちゃんと対談したときに、文藝春秋か何かで対談したんだっけな、あのときは。そのときにしゃべって、あちこちで、いろいろな会合でも会いましたけれども、会ったりしていましたけれども、あれだけインターナショナルな小説ってあるかね。俺はあんまり小説を読んでいる方じゃないけど、新聞でもあれだけインターナショナルに新聞が構成されているものってあんまりないんじゃないかなと思っているのが1点と、もう1個は1989年に、冷戦というものが基本的に終わった、89年というのはそういう年ですよね、あのときは。ベルリンの壁が崩落したんですけれども、あのときに「ゴルゴ13」は終わるなと。あのとき俺はそう思っていたんだけど、ずっと続いて、以来20数年、別のインターナショナルな話題というのはいっぱいありますから、そういった話題をちゃんと、ずっと取り続けているというのはなかなかなもんで、あれだけインターナショナルなものというのは、最近「紛争でしたら八田まで」という漫画が出始めているけど、「紛争でしたら八田まで」を読んでいる人。1人もいないの。全然漫画を語るレベルが違うんだな。さいとう・たかをさんというのはそういう人だと思うけど、これだけインターナショナルなものにしたというのはなかなかなものだなと思いますけどね。普通、暗殺する人の、スナイパーの話ですから、暗い話で終わるはずだが、あまり暗くならないところもあの人の構想力のすごいところかなとは思いますけれども、いずれにしても惜しい人が亡くなったなという感じが正直なところで、外務省なんか随分版画を使わせてもらったりして、外務省なんかはあれをつかわせてもらいましたので、ああいった意味ではありがたかった人でしたね、本当。ちょっと残念な気がしますね。何か後が続くんだって言っていたね。

問)スタッフが引き続き続けるという話で。

答)プロダクションがあるんだろう、あれ。そこで続けるんだよ。

(以上)