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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(令和3年4月16日(金曜日))

【質疑応答】

問)本日、現地時間で16日に行われる日米首脳会談に関してお伺いします。対面でこのタイミングで行われる日米首脳会談が両国経済にとってどのような意義があるのか、また会談の成果として期待するものについて大臣の現時点のご見解をお願いします。

答)各国首脳とのバイの会談を行われるというのは大体、アメリカの大統領が選ばれた方の最初の外交上の仕事はこれからというのがよく言われるんですけれども、このところアメリカの大統領との最初の会談が日本になってきて、トランプさんのときからですかね、とにかくなってきているので、そういった意味ではこちらの方も新しい総理大臣になっておりますので、両首脳が会われて、いい関係がそこでつくられるように、最初の第1回目の会談ですからそういった意味では非常に意味のあるものだと思います。安倍・トランプもそういった例でしょうけれども、話が通じる人間関係ができる第一歩になればよろしいんじゃないでしょうかね。

問)今まん延防止等重点措置の適用地域が拡大傾向にあるかと思うんですけれども、改めて第4波とも言われるこの状況について受止めを伺いたいのと、適用地域が拡大するとどうしても財政支出の面では出ていく形になると思うんですが、歳出の面での課題についても改めて伺わせてください。

答)まん延防止の措置が講じられる地域においては、飲食店に対する時短要請などが行われるんですけれども、時短要請を受けた店に対する協力金、そういったものについては売上高に応じて国から財政措置を行うということになっていますし、そういったお店に物を納入している、例えばおしぼり、楊枝、マッチ、いろいろあるんだろうと思いますけれども、そういった零細業者等に対して給付といった支援というのも講ずることになっていますので、そういった事業者に対しての支援はしっかりしていくことになっています。それに伴って予算が必要と、直ちに今何百億円だ何千億円だという話になるとは思いませんけれども、そういったような状況になれば私共としては当然対応させていただくということになるんだと思います。今の段階でどうのこうのということはできませんけれども、収まってくれば経済成長が戻ってきますので、そういった意味においては税収等は当然のこととして戻ってくることになりますので、今すぐ心配しているわけではありません。令和2年度の3次補正とか令和3年度の本予算の執行が既に始まっているところですので、こういったものがきちんと順調に執行されていくという状況、そういったものが早く執行されるということの方が肝心になるんじゃないでしょうかね。

問)先日の閣議後の会見で福島第一原発の処理水について、大臣が飲んでも何ということもないそうだというようなご発言をされたことに対して、中国の外務省のスポークスマンが飲めるなら飲んでほしいというようなことを発言しております。その件について大臣の受止めを。

答)飲めるということ、飲んでみてほしいと言うんだったら、中国の報道官という人だっけね、太平洋が日本の下水道ではないといった話はどうだったの。じゃあ中国の下水道なのかよと、みんなの海じゃないのかねと思うね。飲料水の話というのはWHOの基準では確か7分の1まで希釈してあるというものだったんじゃないんですかね。そこが一番肝心なので、私共としては、水質ガイドラインと書いてあったかな、ワールド・ヘルス・オーガナイゼーションの7分の1の基準まで希釈してありますよという話だったら飲めるんじゃないですか、普通の話だったらね。取り上げて言うような話になるところがおもしろいね。それ以外に感想はありません。

(以上)