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2022年(暦年)における日本の開発途上国に対する資金の流れ

令和6年12月12日

財務省


※令和6年4月1日公表の数値に一部誤りがございましたので、令和6年12月12日付で訂正しております。正誤情報はこちら(正誤情報)をご覧ください。

OECD開発援助委員会(DAC)により、2022年の各国の「政府開発援助(ODA)」等の数値がOECDホームページにアップデートされたことを受け、財務省では、「政府開発援助(ODA)」、「その他の政府資金(OOF:Other Official Flows)」及び「民間資金(PF: Private Flows)」等を、「日本の開発途上国に対する資金の流れ」として取りまとめ、公表します。

1.資金の流れ総計

  • 1支出総額(グロス)

    支出総額は142,265百万ドルとなり、前年に比べ12,532百万ドルの増加となりました(対前年比9.7%増)。

    (※DAC指定為替換算レート:2021年=109.7653円/ドル、2022年=131.4283円/ドル)

  • 1支出純額(ネット)

    支出純額は41,123百万ドルとなり、前年に比べ2,627百万ドルの増加となりました(対前年比6.8%増)。

資金の流れ総計のグラフ

2.政府開発援助(ODA)

  • 1贈与相当額(GE)

    DACにおいては、2018年のODA実績から、従来の支出純額(ネット)方式に代えて、贈与相当額計上方式(注)が標準のODA計上方式として導入されました。

    (注)贈与相当額計上方式(Grant Equivalent System:GE方式)では、政府貸付等について、贈与に相当する額(贈与相当額)をODA計上するものです。供与条件が緩やかであればあるほど、額が大きくなります。

    贈与相当額は17,500百万ドルとなり、前年に比べ136百万ドルの減少となりました(対前年比0.8%減)。

  • 1支出総額(グロス)

    支出総額は22,263百万ドルとなり、前年に比べ310百万ドルの増加となりました(対前年比1.4%増)。

  • 2支出純額(ネット)

    支出純額は16,747百万ドルとなり、前年に比べ980百万ドルの増加となりました(対前年比6.2%増)。

    ODA支出純額(ネット)のグラフ




3.その他の政府資金(OOF)

  • 1支出総額(グロス)

    支出総額は4,651百万ドルとなり、前年に比べ955百万ドルの減少となりました(対前年比17.0%減)。

  • 2支出純額(ネット)

    支出純額は▲682百万ドルとなり、前年に比べ1,273百万ドルの減少となりました(対前年比215.4%減)。

その他の政府資金のグラフ

4.民間資金(PF)

  • 1支出総額(グロス)

    支出総額は114,601百万ドルとなり、前年に比べ13,063百万ドルの増加となりました(対前年比12.9%増)。

  • 2支出純額(ネット)

    支出純額は24,308百万ドルとなり、前年に比べ 2,806百万ドルの増加となりました(対前年比13.0%増)。

PF支出純額(ネット)のグラフ

注:各項目の数値については、端数処理の結果、合計が各項目の合計と一致しない場合があります。

出典:OECDデータベース(OECD. Stat)(2024年12月)

(以上)