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令和3年1月中 国際収支状況(速報)の概要

令和3年3月8日

財務省

令和3年1月中 国際収支状況(速報)の概要

経常収支

経常収支の内訳
前年同月比
貿易・サービス収支▲6,111億円+5,216億円(赤字幅縮小)
貿易収支▲1,301億円+8,603億円(赤字幅縮小)
輸出5兆6,916億円+1,488億円(+2.7%増加)
輸入5兆8,217億円▲7,115億円(▲10.9%減少)
サービス収支▲4,809億円▲3,387億円(赤字幅拡大)
第一次所得収支1兆4,666億円▲4,163億円(黒字幅縮小)
第二次所得収支▲2,088億円▲1,203億円(赤字幅拡大)
経常収支6,468億円▲150億円(黒字幅縮小)

「経常収支」は、「第一次所得収支」が黒字幅を縮小したこと等から、黒字幅を縮小した。

1.貿易・サービス収支:▲6,111億円の赤字(前年同月比+5,216億円赤字幅縮小)

「貿易収支」が赤字幅を縮小したことから、「貿易・サービス収支」は赤字幅を縮小した。

(1) 貿易収支:▲1,301億円の赤字(前年同月比+8,603億円赤字幅縮小)

輸出額が増加し、輸入額が減少したことから、「貿易収支」は赤字幅を縮小した。

  1. 出:5兆6,916億円(前年同月比+1,488億円[+2.7%]増加、2か月連続の増加)

  2. 入:5兆8,217億円(前年同月比▲7,115億円[▲10.9%]減少、21か月連続の減少)

[参考1]令和3年1月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局2月25日付公表)

(1) 輸出:5兆7,796億円(確報値:前年同月比+3,484億円[+6.4%]増加、数量:同+5.3%増加、価格:同+1.0%増加)

  1. 「商品別」では、半導体等製造装置(同+788億円[+50.4%] 、数量:同+33.7%)、プラスチック(同+524億円[+30.4%] 、数量:同+17.7%)等が増加。

  2. 「主要地域別」では、対アジア(同+5,476億円[+19.4%])が増加。

(2) 輸入:6兆1,049億円(9桁速報値:前年同月比▲6,414億円[▲9.5%]減少、数量:同▲4.3%減少、価格:同▲5.5%減少)

  1. 「商品別」では、原粗油(同▲2,899億円[▲41.8%] 、数量:同▲13.8%)、衣類・同付属品(同▲841億円[▲27.6%])等が減少。

  2. 「主要地域別」では、対中東(同▲3,019億円[▲37.2%])、アジア(同▲1,506億円[▲4.4%])等が減少。

[参考2]原油価格(価格は石油連盟資料による、前年同月比は財務省で算出)

  1. ドルベース:50.09米ドル/バレル(前年同月比▲28.8%)

  2. 円ベース:32,625円/キロリットル(前年同月比▲32.5%)

(2) サービス収支:▲4,809億円の赤字(前年同月比▲3,387億円赤字幅拡大)

「旅行収支」が黒字幅を縮小したこと等から、「サービス収支」は赤字幅を拡大した。

[参考3]訪日外国人旅行者数(1月):46,500人(前年同月比▲98.3%)

出国日本人数(1月):48,700人(前年同月比▲96.5%)

(出典:日本政府観光局(JNTO))

2.第一次所得収支:1兆4,666億円の黒字(前年同月比▲4,163億円黒字幅縮小)

「証券投資収益」が黒字幅を縮小したこと等から、「第一次所得収支」は黒字幅を縮小した。

経常収支の推移
経常収支の推移(季節調整値)

金融収支

金融収支の内訳
1月
直接投資1兆6,728億円1兆1,277億円
証券投資▲6兆3,354億円▲5兆2,795億円
株式・投資ファンド持分▲1兆1,191億円▲1兆5,737億円
中長期債1兆4,225億円3兆8,265億円
短期債▲6兆6,387億円▲7兆5,322億円
金融派生商品333億円1兆1,554億円
その他投資5兆2,824億円4兆6,339億円
外貨準備2,669億円1,453億円
金融収支9,201億円1兆7,828億円

「その他投資」において純資産が増加したこと等から、「金融収支」は純資産が9,201億円増加した。

1.金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:2兆7,873億円の資産増

本邦企業による海外企業の買収等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:▲2,937億円の資産減

信託銀行(信託勘定)が売り越しとなったこと等から、資産減(処分超)となった。

(3) 対外中長期債投資:2兆3,480億円の資産増

銀行等(銀行勘定)が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2.金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:1兆1,145億円の負債増

海外親会社による本邦子会社への出資等がみられ、負債増(実行超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:8,254億円の負債増

輸送用機器等の業種において買い越しとなったことから、負債増(取得超)となった。

(3) 対内中長期債投資:9,255億円の負債増

中長期国債が買い越しとなったこと等から、負債増(取得超)となった。

[参考4]ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)

103.70円/米ドル(前年同月:109.34円/米ドル、前年同月比5.2%の円高)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)

126.25円/ユーロ(前年同月:121.35円/ユーロ、前年同月比4.0%の円安)