2025年10月16日(木)(現地時間)、世界銀行(本部:ワシントン)において、「保健に関するリーダー連合(Health Works Leaders Coalition)」の初会合が開催されました。
同連合は、日本政府がこれまで世界銀行、世界保健機関(WHO)と共に取り組んできた、財務と保健の連携によるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC、質の高い手頃な価格の医療へのアクセス拡大)の更なる推進を目指すものです。同連合には、保健システムの改革を目指す開発途上国の財務・保健大臣や慈善団体等が参加しており、日本政府はバンガ世銀総裁及びテドロスWHO事務局長とともに共同議長の役割を担っています。
16日の初会合では、メンバーである21の開発途上国において、質の高い手頃な価格の医療へのアクセス拡大に向けて、政策コミットメントを策定することが発表されました。
共同議長を務めた三村財務官は閉会挨拶において、UHCの達成に向け、途上国の財務・保健当局の人材育成を支援するために東京に開設される「UHCナレッジハブ」や、今年12月に東京で開催予定の「UHCハイレベルフォーラム」を通じ、世銀・WHOと共に、開発途上国の保健システム強化を引き続き主導していく意向を表明しました。 写真提供:世界銀行グループ(上段)、弊省撮影(下段)