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開発途上国の経済発展を支援することを一般に「経済協力」と呼んでいるが、これは開発途上国への資金の流れという観点から、政府開発援助(Official Development Assistance: ODA)、その他の政府資金(Other Official Flows: OOF)、民間資金(Private Flows: PF)、民間非営利団体による贈与に分類出来る。


このうちODAとは、次の3つの要件を満たす資金の流れを指す。

  • ○ 公的機関またはその実施機関によって供与される

  • ○ 開発途上国の経済開発や福祉の向上に寄与することを主たる目的とする

  • ○ 譲許的性格を有する(有償資金協力の場合、貸付条件(金利、償還期間等)が受取国にとって有利に設定されている) 

 ODAには、開発途上国・地域を直接支援する二国間援助と、国際機関に対する拠出である多国間援助がある。二国間援助は、贈与と政府貸付等に分けることができ、贈与には無償資金協力と技術協力がある。