このページの本文へ移動

東南アジアの金融資本市場の発展・深化に向けた研究会

1.研究会の背景、問題意識

 我が国は、アジア債券市場育成イニシアティブ(ABMI)等の場を活用し、アジア域内の効率的で流動性の高い債券市場の育成に取り組んできており、域内の高い経済成長と相まって、ASEANの金融資本市場は拡大してきた。
 他方、東南アジアの金融資本市場の更なる発展に向けた課題として、域内の貯蓄がなお十分効率的に活用されていない点、高いインフラ資金需要に対して十分な資金供給が行われていない点等が指摘されている。
 これらの課題の解消には、域内現地通貨建ての金融資本市場、特に長期の市場の更なる発展・深化が重要ではないか。
 こうした問題意識から、本研究会では、長期の機関投資家、例えば域内の生命保険等の普及・拡大を通じた、持続可能な長期マネーを域内で自律的に賄う基盤の拡充に向けて議論を行う。
 同時に、長期の機関投資家の資産運用手段を拡大する一環として、質の高いインフラ投資や、ESG等に配慮した投資の対象となり得る事業者の増大についても議論する。

 

2.研究会委員

(※敬称略)(平成30年9月現在)

     
    
小川 英治
   一橋大学大学院経営管理研究科教授
     
    奥田 英信   一橋大学大学院経済学研究科教授
     
   清水 聡
   (株)日本総合研究所調査部主任研究員
     
    清水 順子   学習院大学経済学部教授
     


 

3.議事要旨