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日米財務大臣会談(令和7年5月21日(水))

令和7年5月22日

財務省

日米財務大臣会談(令和7年5月21日(水))

 5月21日(水)10時40分から11時10分まで(現地時間)の約30分間、カナダ・バンフにおいて、加藤財務大臣兼金融担当大臣は、スコット・ベッセント米国財務長官と、日米財務大臣会談を行いました。これは、4月のワシントンD.C.における前回会談に続くものです。
 加藤大臣から、米国の一連の関税措置は極めて遺憾であり、日米貿易協定との整合性に深刻な懸念があると考えていると述べ、米国による一連の関税措置の見直しを強く申し入れました。その上で、

1. 両大臣は、二国間の諸問題について、生産的な議論を行いました。

2. 両大臣は、為替について、為替レートは市場において決定されるべきこと、為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与え得ること等について認識を改めて再確認しました。

3. 現在進行中の日米の貿易協議に関連して、両大臣は、これまでの共通認識の上に、為替に関する事項について議論を更に深めることができました。なお、前回会談時と同様、両大臣は、為替の水準については議論をしませんでした。

4. 両大臣は、引き続き二国間の諸問題について、緊密かつ建設的に協議を続けていくことで一致しました。