UHCハイレベルフォーラム2025（令和7年12月6日（土））

　令和7年12月6日（土）、東京において、「UHCハイレベルフォーラム2025」が、財務省、厚生労働省、世界銀行グループ及び世界保健機関（WHO）の共催で開催されました。

　本会合には、片山さつき財務大臣、上野賢一郎厚生労働大臣、世界銀行グループのアジェイ・バンガ総裁及びWHOのテドロス・アダノム事務局長が出席したほか、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ（UHC）達成に意欲的に取り組む途上国の財務・保健大臣や国際機関の代表等が一堂に会し、UHC実現に向けた議論が行われました。

　開会式では、高市総理がビデオメッセージを通じ、UHC実現の重要性やそれに向けた日本の貢献を発信しました。片山大臣は「UHCナレッジハブ」立ち上げに係る署名式に参加するとともに、演説において、UHCの達成には、財務当局と保健当局間の連携強化を通じた持続可能な保健財政の構築が重要であることを指摘しました。また、午後のセッションでは、三反園訓財務大臣政務官が挨拶を行い、「UHCナレッジハブ」に対する日本の期待として、日本の知見・経験の活用や研修後のフォローアップ等を強調しました。

　共催者は、「UHCハイレベルフォーラム2025共同宣言」を発表し、UHCの重要性や、その実現に向けた財務・保健当局の連携、国レベルでの各国の行動、並びに「ＵＨＣナレッジハブ」の役割の重要性を指摘するとともに、今後、本フォーラムを東京で定期的に開催すること等を確認しました。

　本会合全体を通じて、UHC実現に向けた取組を推進することに対する、国際社会の力強いコミットメントが示されました。