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財政投融資特別会計財政融資資金勘定及び財政融資資金

財政投融資特別会計財政融資資金勘定及び財政融資資金

  

 財政投融資特別会計財政融資資金勘定は、財政融資資金の運用に関する歳入歳出を一般会計と区分して経理を明確にするために設けられているものです。ここにいう歳入とは、財政融資資金の運用利殖金、借入金及び公債の発行収入金、財政融資資金からの受入金並びに附属雑収入等であり、歳出とは、財政融資資金預託金の利子、財政融資資金の運用損失金、運用手数料、事務取扱費、一時借入金及び融通証券の利子、借入金及び公債の償還金及び利子、財政融資資金への繰入金、公債及び融通証券の発行及び償還に関する諸費等です。

 同勘定における令和6年度(2024年度)の損益状況、資産・負債状況は以下のとおりです。

(1)損益状況
令和6年度(2024年度)の収益は6,483億円で、費用は6,874億円、年度損失は391億円です。
収益のうち、有価証券及び貸付金利子、有価証券売却益からなる資金運用収入は6,312億円です。
一方、費用のうち、預託金利子及び有価証券売却損等からなる諸支出金は1,681億円です。
このほか公債金利子及び公債等発行諸費は4,906億円、事務取扱費は70億円です。
(2)資産、負債状況
令和6年度(2024年度)末の資産総額は127兆657億円で、負債総額は126兆487億円です。
資産総額のうち、貸付金期末残高は123兆6,296億円(資産総額に占める割合は97.3%)となります。また、保有有価証券期末残高は1兆1,990億円(資産総額に占める割合は0.9%)となります。
一方、負債総額のうち、預託金期末残高は34兆2,540億円(負債総額に占める割合は27.2%)となり、公債残高91兆4,069億円(負債総額に占める割合は72.5%)となります。

<財務諸表参照上注意を要する点>

 ・ 貸借対照表及び損益計算書については、企業会計原則に準拠した発生主義による表示を行っています。