新聞発表 |
平成15年11月27日
財 務 省
新500円貨の偽造について
独立行政法人造幣局(以下、「造幣局」という。)より、偽造の疑いのある新500円貨の鑑定結果について以下の通り報告を受けました。
1.経緯
11月21日、造幣局に対し、日本銀行に持ち込まれた新500円貨8枚について、同行より真偽鑑定依頼があった。
造幣局における鑑定の結果、いずれも偽造貨幣であることが判明したので、その旨、26日、造幣局から日本銀行に対して回答を行った。
2.偽造貨幣の特徴
①全体的な特徴
・年 銘…平成14年及び15年の2種類(各4枚ずつ)。
・材 質…真鍮にニッケルメッキを施したもの。したがって当該偽造貨幣は、ほとんどの自動販売機では使用できない。
・ 色 …真貨と比べやや白っぽい、あるいはやや黒味がかっている。
・表裏の模様…不鮮明で一部欠落している。また、真貨にない溝が周囲にある。
②個別的な特徴
・斜め ギザ…キズがあるとともに、ギザ自体に乱れがある。
・潜 像…不鮮明であり、「500円」の文字がほとんど確認できない。
・微 細 線…不鮮明。
・微 細 点…存在しない。
(注)新500円貨が平成12年8月に流通が開始されて以来、新500円貨の偽造貨幣が発見されたのは今回が初めてである。
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新500円貨の偽造貨幣