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(参考資料)第151次製造貨幣大試験について

1.製造貨幣大試験の歴史

製造貨幣大試験(以下「大試験」という。)は、通貨に対する信頼を維持するため、明治5年に第1回が行われて以来、本年は第151回目に当たります。

2.試験対象貨幣

大試験の対象貨幣は2022(令和4)年度中に製造された貨幣及び2021(令和3)年度中に製造された貨幣のうち昨年の大試験の対象とならなかった貨幣とします。これには、

(1) 沖縄復帰50周年記念10,000円金貨幣
(2) 沖縄復帰50周年記念1,000円銀貨幣
が含まれます。

3.試験対象貨幣の選取基準

大試験において試験する貨幣は以下の基準により選取します。

貨幣の選取基準
貨幣の種類 選取基準(1日の製造貨幣あたり)
10,000円記念金貨幣 6,000枚又はその端数につき1枚
1,000円記念銀貨幣 4,000枚又はその端数につき1枚
500円バイカラー・クラッド貨幣 20,000枚又はその端数につき1枚
100円白銅貨幣 40,000枚又はその端数につき1枚
50円白銅貨幣 40,000枚又はその端数につき1枚
10円青銅貨幣 50,000枚又はその端数につき1枚
5円黄銅貨幣 40,000枚又はその端数につき1枚
1円アルミニウム貨幣 200,000枚又はその端数につき1枚

(注)大試験実施の14日前までに製造された貨幣が試験対象貨幣とされるため、総枚数等については大試験当日に会場において掲示することとしています。

4.大試験の方法

大試験は、1,000枚ごとの集合秤量の方法により、貨幣の量目について行うものとし、選取された貨幣の枚数が1,000枚に満たない場合には、別に定める単位で行うものとします。

10,000円記念金貨幣及び1,000円記念銀貨幣については、1枚ごとの個別秤量の方法によることとします。

5.公差

貨幣の種類ごとの公差(法定量目との許容誤差)は以下のとおりです。

貨幣の種類ごとの公差
貨幣の種類 公差 法定量目 合格の上限 合格の下限

10,000円記念金貨幣

1枚あたり
0.42グラム
1枚あたり
15.6グラム
16.02グラム 15.18グラム
1,000円記念銀貨幣 1枚あたり
0.42グラム
1枚あたり
31.1グラム
31.52グラム 30.68グラム
500円バイカラー・クラッド貨幣 1,000枚あたり
13グラム
1,000枚あたり
7,100グラム
7,113グラム 7,087グラム
100円白銅貨幣 1,000枚あたり
16グラム
1,000枚あたり
4,800グラム
4,816グラム 4,784グラム
50円白銅貨幣 1,000枚あたり
21グラム
1,000枚あたり
4,000グラム
4,021グラム 3,979グラム
10円青銅貨幣 1,000枚あたり
15グラム
1,000枚あたり
4,500グラム
4,515グラム 4,485グラム
5円黄銅貨幣 1,000枚あたり
16グラム
1,000枚あたり
3,750グラム
3,766グラム 3,734グラム
1円アルミニウム貨幣 1,000枚あたり
7グラム
1,000枚あたり
1,000グラム
1,007グラム 993グラム

(注)試験対象貨幣が1,000枚に満たない場合の公差は、別に定めるところによります。