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報道発表

令和3年4月27日
財務省

新しい五百円貨幣の発行時期について


新しい五百円貨幣については、平成31年4月9日に、偽造抵抗力強化の観点から素材等を変更して製造することとし、2021(令和3)年度上期を目途に発行(日本銀行から金融機関への支払い)を開始することを公表しました。

その後、本年1月に、発行時期については、当初予定していた2021(令和3)年度上期を延期し、金銭機器の改修状況等を見極めた上であらためて公表することとしました。

今般、検討の結果、本年11月の発行開始を目途として所要の準備を進めることとしました。

なお、具体的な日付については、所要の準備が整った段階で、日本銀行から公表されます。

現在流通している五百円貨幣は、新しい五百円貨幣の発行が開始された後においても、引き続き通用します。

また、当面の間は、需要に応じて、新しい五百円貨幣の発行と併せて、回収された現行の五百円貨幣の一部を再び流通させることで、市中における五百円貨幣の流通が円滑に行われるよう努めてまいります。

この報道発表に関する問い合わせ先

理財局国庫課通貨企画調整室通貨企画・通貨管理係
電話(代表)03-3581-4111内線2556・5765

現行の五百円貨幣は、新しい五百円貨幣が発行されたあとも、引き続き通用します

「現行の五百円貨幣が使えなくなる」などを騙った詐欺行為(振り込め詐欺など)にご注意ください

(参考)

新しい五百円貨幣の図柄等について

新しい五百円貨幣
図柄
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素材ニッケル黄銅、白銅及び銅
品位千分中銅750、亜鉛125、ニッケル125
量目7.1グラム
直径26.5ミリメートル
    • 新たな偽造防止技術(別紙

  • 素材に新規技術であるバイカラー・クラッド(二色三層構造)を導入

  • 貨幣の縁に、新たに「異形(いけい)斜めギザ」を導入

  • 貨幣の縁の内側に、新たに微細文字を加工

斜めギザの一部を他のギザとは異なる形状にしたもので、通常貨幣(大量生産型貨幣)への採用は世界初。

(別紙)

新たな偽造防止技術について(新しい五百円貨幣)


1.素材に新規技術であるバイカラー・クラッド(二色三層構造)を導入

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2.貨幣の縁に、新たに「異形(いけい)斜めギザ」を導入

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    • 斜めギザの一部を他のギザとは異なる形状にしたもので、通常貨幣(大量生産型貨幣)への採用は世界初。


3.貨幣の縁の内側に、新たに微細文字を加工

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