新宮澤構想に基づくマレーシア支援について 平成10年12月16日 大 蔵 省 大蔵省は、マレーシア政府の経済改革努力を支援するため、「アジア通貨危機支援に関する新構想-新宮澤構想-」の考え方に基づいて資金支援を前向きに検討している旨マレーシア政府宛て表明した。マレーシア向け支援は、総額15億米ドル相当円程度である。資金支援の内容は、[別紙]のとおり。
また、上記以外にも、通商産業省が、現在、5.6億ドル相当円の貿易保険の支援を前向きに検討しており、年末までには貸付が実行される予定である。
今回の資金支援は、マレーシア政府の要請に応え、新宮澤構想の考え方に基づいて行う支援の第1弾である。大蔵省としては、引き続きマレーシアのさらなる資金ニーズを精査し、日本輸出入銀行による保証機能の活用を含め、必要に応じて適切な支援を行うことを検討していく。
大蔵省は、マレーシアが日本の支援を活用して現下の経済困難を克服し、可及的速やかに再び成長路線に復帰することを期待している。
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[別紙] マレーシア向け中長期資金支援 |