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政策金融に関する関係省庁と民間金融機関との意見交換会(第10回)議事要旨

  1. 日時:令和5年1月25日(水)10:30~11:30
  2. 場所:財務省 国際会議室
  3. 参加者
    • 民間金融機関:全国銀行協会、全国地方銀行協会、第二地方銀行協会、全国信用金庫協会、全国信用組合中央協会の各実務担当者
    • 関  係  省  庁:財務省、中小企業庁、農林水産省、厚生労働省、内閣府、金融庁の各担当課長等
  4. 議題
    • 政策金融機関の現状(資料1(PDF:2703KB)
    • 新型コロナウイルス感染症への対応等昨今の取組と今後について
    • 意見交換
  5. 議事内容
    • まず、省庁側から、政策金融機関の現状について説明。
    • 次に、省庁側から、政策金融機関による新型コロナウイルス感染症関連の融資実績等、これまでの対応状況を説明したほか、今後の対応やポストコロナに向けた取組(創業支援、事業再生等)について説明。
    主なポイントは以下のとおり。
      • 政策金融機関の新型コロナウイルス感染症に関する融資の申込件数・実績は、足元では落ち着いてきている。
      • 日本公庫等によるスーパー低利・無担保融資について、債務負担が重い事業者も融資対象となるよう、本年2月より要件を緩和する予定。
      • スタートアップを更に支援する観点から、日本公庫等において、スタートアップの成長を支援するための制度融資の創設等を予定。
    • 政策金融について意見交換。
      • 民間金融機関からは、コロナ対応における政策金融機関との連携状況について評価が示されるとともに、政策金融機関との意見交換や連携・協調の成果について報告があった。その上で、今後も連携して事業者支援に取り組んでいきたいとの意見があったほか、スタートアップ支援、GX、事業再生等、民間金融機関だけではリスクテイクが困難な分野について、適切な役割分担のうえで政策金融機関による積極的なリスクマネー供給を求める意見や、制度融資の内容・運用に十分な配慮を求める意見があった。また、商工中金の在り方に関し、民間金融機関団体の懸念事項等について説明があった。
      • 省庁側からは、事業者の本業支援等について、政策金融機関と民間金融機関との連携を促していきたいとの意見や、民業補完の原則を踏まえつつ、民間金融機関では対応が難しい分野に積極的に対応していきたいとの意見があった。また、制度融資に関し、各種意見交換会の機会を活用し、引き続き丁寧な対話を行っていきたいとの意見があった。
    • 次回の開催時期については、今後、調整を行う。

                                                           (以上)