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国債市場特別参加者会合(第93回)議事の要点

 

日時 令和3年3月23日(火)

場所 書面にて開催

内容

1.令和3年度における名目利付債のリオープン及び入札方式について

○当局案:10年債について、現状通り、金利が上下に大きく変動する場合(±0.30%)を除き、リオープン発行(年間4銘柄)としてはどうか。20年債、30年債について、現状通り、年間4銘柄でのリオープン発行(原則リオープン発行)としてはどうか。40年債について、現状通り、年間1銘柄でのリオープン発行(原則リオープン発行)、利回り競争入札によるダッチ方式(0.5bp刻み)での入札としてはどうか。

○提出された意見:ほとんどの参加者からは、市場動向によって品薄感が強まる状況も散見されており、引き続きリオープン発行が望ましい、40年債の入札方式については、来年度も発行増額が予定されており、引き続き利回りダッチ方式を希望する、等の賛成意見が聞かれたが、一部の参加者からは、40年債は令和3年度に発行額が増えることから、コンベンショナル方式に移行する良いタイミングだと考える、例えば今後毎月発行となるような局面ではコンベンショナル方式を導入することを模索すべきと考える、等の意見も聞かれた。


2.令和3年4-6月期における物価連動債の発行額等について

○当局案:発行額・買入消却額について、現状通り、1 回(四半期に一度実施)の入札当たりの発行額を2,000億円とし、毎月500億円の買入消却入札を行うこととしてはどうか。リオープン方式について、現状通り、年間1銘柄でのリオープン発行(原則リオープン発行)としてはどうか。入札方式について、現状通り、価格競争入札方式によるダッチ方式(5銭刻み)としてはどうか。買入消却の対象銘柄について、当面の間、5月に新発となる第26回債を対象から外し、年度の後半頃(例えば10 月)から対象として加えることとしてはどうか。

○提出された意見:多くの参加者からは、引き続きBEIはやや低位で推移し、買入消却・日銀買入オペ結果も軟調傾向が継続していることから、現状維持を希望する、買入対象銘柄については、カレント銘柄を対象銘柄から除外すべき、等の賛成意見が聞かれたが、一部の参加者からは、新発債を買入消却対象から外すべきか否かについては、従来通りの運営を希望する、との意見も聞かれた。


3.令和3年4-6月期における流動性供給入札について

○当局案:現状通り、残存1-5 年ゾーンについては、奇数月の5月に4,000億円、残存5-15.5年ゾーンについては、毎月5,000億円、残存15.5-39年ゾーンについては、偶数月の4 月と6月に5,000億円の発行としてはどうか。

○提出された意見:多くの参加者からは、各年限で金額がバランスよく配分されており、証券会社のショートカバーや投資家需要に支えられ安定的に消化できている、等の賛成意見が聞かれたが、一部の参加者からは、残存1-5 年ゾーンの一部銘柄への投資家需要、ならびに需給環境に鑑み増額を希望する、との意見も聞かれた。

 

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問い合わせ先

財務省 理財局 国債業務課 市場総括係
電話 代表 03-3581-4111 内線 5700