独立行政法人造幣局の業務実績評価に関する有識者会合 議事要旨
1 日 時 令和6年7月31日(水)13:53~15:54 2 場 所 財務省国際会議室(本庁舎4階)/オンライン 3 出席者 (委員)遠藤尚秀、尾崎雅俊、齊藤貴浩、佐藤友美子、鈴木不二一、牟田博光、若杉聖子(敬称略) (財務省)理財局 津田国庫課長、梅村通貨企画調整室長、島貫総括補佐、青山国庫課課長補佐 (造幣局)後藤理事長、佐藤理事、谷口理事、河東理事、原村総務部長 4 議題 (1)独立行政法人の業務実績評価に関する有識者会合について(財務省説明) (2)独立行政法人造幣局の業務実績に関する評価について ○令和5年度の業務実績及び自己評価(造幣局説明) ○令和5年度の業務実績に関する主務大臣による評価(案)(財務省説明) 5 議事概要 (1)独立行政法人造幣局から令和5年度の業務実績等が報告され、その後、財務省理財局から主務大臣による評価(案)の説明が行われた。 (2)質疑が行われたのち、主務大臣による評価(案)について、項目別評定及び総合評定ともに妥当であるとの意見で一致した。 (3)委員からの主な意見等は以下のとおり。 ○デジタル化・キャッシュレス化の進展等に伴い、貨幣事業を取り巻く環境は、大きく変化している。行政執行法人である造幣局も国と一体となって、変化を恐れず、中長期的な見地から組織・事業の方向性を具体的に検討していく必要がある。 ○造幣局がこれまで培ってきた技術・ノウハウの継承という観点も、通貨に対する信頼の維持に関わる重要な課題。 ○「貨幣製造事業」における評価指標(歩留)の未達は、貨幣製造量の減少が生産効率の低下に繋がるという事実を示すとともに、稼働時間の短縮によって予測どおりに生産性が下がったのなら造幣局の品質管理水準の高さを窺わせる事象。こうした指標・評価をどう活かしていくか、検討してほしい。 ○「コンプライアンスの確保」及び「職場意識の向上・組織の活性化」については、法令違反に厳正に対処した事実と、これまでの良好な労使関係や組織内コミュニケーションの実態、の二つを踏まえた評価が必要。今般の評価が造幣局の今後に活かされるよう、強く期待する。
財務省理財局国庫課通貨企画調整室通貨調整係 |