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たばこ事業等分科会(令和3年4月23日開催)議事要旨

財政制度等審議会 第44回たばこ事業等分科会

1.日時 令和3年4月23日(金)10:00~11:28

2.場所 財務省第3特別会議室(本庁舎4階)/ オンライン

3.出席者(敬称略)

[委員]
安藤光義、五十嵐隆、宮島香澄
[臨時委員]
荒谷裕子、江川雅子、国松麻季、泉水文雄
[専門委員]
牛窪恵、川村雄介
[財務省]
大鹿理財局長ほか   

4.議題

  • (1)分科会長互選等
  • (2)たばこ・塩を巡る最近の諸情勢について
  • (3)たばこ製造業における取組状況(事業及び地球温暖化対策)

5.議事経過

(1) 分科会長互選等
  ○ 令和3年4月1日付で財務大臣より委員等が任命され、たばこ事業等分科会への所属が発令されたこと
     から、分科会長の互選が行われ、五十嵐隆委員が選任された。また、分科会長代理には、分科会長より
     安藤光義委員が指名された。
  ○ 定価等部会を設置することが決定された。分科会長より、定価等部会に属する委員として安藤光義委員、
     荒谷裕子臨時委員、江川雅子臨時委員が指名され、定価等部会長として安藤光義委員が指名された。
  ○ 審議会の招集、議事の公開等の分科会の運営等については、財政制度等審議会議事規則等に従い従来
     どおりの運営を行っていくこととされた。

(2)  たばこ・塩を巡る最近の諸情勢について
  ○ 議題について事務局より説明が行われた。
  ○ 委員からの主な質問・意見は以下のとおり。

  •    ・ 注意文言表示規制等について、分科会での議論を踏まえて変更となったが、その後の一般消費者や
        事業主からはどのような反応があるか。
  •    ・ 葉たばこの生産は一部の地域への集中が進んでおり、そういった地域では重要な作物になっている。
        特に中山間地域においては、鳥獣被害のない確実な現金収入の手段になっている。
  •    ・ 財政収入という観点から、たばこの取扱いをどのように考えていくのか。
  •    ・ 財政の観点からみるとJT株からの配当収入は大きいため、今後、JT株の売却といった議論をするような
        ことがあれば一つの論点となる。
  •    ・ 受動喫煙対策の観点から、公共の場における喫煙所の充実は非常に重要。整備状況はどのようになって
        いるのか。
  •    ・ FCTCの枠組みにおいて、日本はどのような立場でどのように貢献しているのか。

   (3) たばこ製造業における取組状況(事業及び地球温暖化対策)
     ○ 議題について事務局及び日本たばこ産業株式会社より、それぞれ説明が行われた。
     ○ 委員からの主な質問・意見は以下のとおり。

  •       ・JTの今後のエクイティストーリーをどのように考えていくのか。多角化を進めているが、圧倒的に内外の
          たばこ事業のウェイトが高い。この点を経営戦略としてどのように説明していくのか。
  •       ・再生可能エネルギーの導入について、JT単体でみると進んでいないように見えるが、その原因は何か。
          どのような努力をされているのか。
  •       ・国内における温室効果ガス排出量を減少させるのは、葉たばこ農家が減少している中で難しいことでは
          ないか。地域によっては再生可能エネルギーの活用が難しいところもある。どれだけ実現可能性のある話
          なのか。
  •       ・JTには、健康への影響が少なく、環境にも良い製品を生み出すよう、イノベーションの努力を続けて
          いただきたい。
  •       ・JTにおけるたばこ製品のリサイクルプロジェクトは素晴らしい取組である。プロジェクトの進捗や現場の
          状況等わかれば、教えていただきたい。

                                                                  (以上)

  (注)本議事要旨は、今後字句等の修正があり得ることを念のため申し添えます。

問い合わせ先

財務省理財局総務課たばこ塩事業室総括係
電話 代表 03(3581)4111 内線2258