財政制度等審議会財政投融資分科会
議事要旨
1.日時
令和4年7月28日(木) 10:27~12:01
2.場所
財務省第3特別会議室(本庁舎4階)/ オンライン
3.出席者(敬称略)
[委員]
翁百合、土居丈朗、渡部賢一、渡辺努
[臨時委員]
江川雅子、冨田俊基、中里透、林田晃雄、原田喜美枝
[専門委員]
川村雄介、家森信善
[財務省]
齋藤理財局長ほか
4.議題
(1)令和3年度財政融資資金運用報告書
(2)財投施策を通じた地方公共団体等との連携について
(3)令和4年度政策コスト分析
(1)令和3年度財政融資資金運用報告書
○委員からの主な意見等は以下のとおり。
- これまでの財政投融資計画の執行率や内外の金融情勢等を踏まえつつ、ウィズコロナ、ポストコロナに対応した計画となるよう、今後の編成においてしっかり検討いただきたい。
- 財政融資資金勘定の令和3年度損失は金利変動準備金から補足して処理することになるが、改めてこの準備金の必要性・意義が確認できた。今後も準備金の必要性を国民に広く理解していただく必要がある。
(2)財投施策を通じた地方公共団体等との連携について
○委員からの主な意見等は以下のとおり。
- 地方公共団体等との連携については、非常に良い取組みであるので引き続き進めていただきたい。一方で、DXを活用するなどにより、より合理的・効率的に進められるように工夫をしてはどうか。
- 財務局には期待しているが、地域の課題解決に向けた支援を遂行できる人材がいるのか。人材育成に課題は無いか。
(3) 令和4年度政策コスト分析
○委員からの主な意見等は以下のとおり。
- コロナによる貸倒率の上昇の他、世界的なインフレや金利上昇などの最新の国内外情勢を踏まえた前提条件を設定してはどうか。
- 科学技術振興機構(JST)は、財政融資資金を活用して、運用を実施するという観点から、他の財投機関とは全く性質が異なるため、他の機関とは別建てで政策コストを示すことが相応しい。
- 大学ファンド関係者は、JSTに係る政策コストの試算結果を重く受け止めていただき、支援を受ける先は、世界に伍する研究をしっかり行い、国民に便益を還元する必要がある。
- JSTの運用状況の報告を今後、財投分科会で行ってほしい。
(注)本議事要旨は、今後字句等の修正があり得ることを念のため申し添えます。
問い合わせ先
財務省理財局財政投融資総括課調査係
電話 代表03(3581)4111 内線2578